キャリアコンサルタントが徹底サポート

STarT MSKとは?②STarT MSKを使いこなす

214 posts

日本の運動器理学療法においての使用方法について考えてみました。

週の真ん中の江原です。

前回は、STarT MSKというスクリーニングツールの概要と、STarT back screening tool(SBST)との関係性についてご紹介しました。

今回は、もう一歩踏み込んで、STarT MSKの具体的な使用方法と、日本における運動器理学療法との親和性や、利点と課題について考えてみたいと思います。

STarT MSKの使用方法

STarT MSKは、最も一般的な5つの筋骨格系疾患(背部痛、頚部痛、肩痛、膝痛、多部位痛)の患者を対象とした10項目の自己申告式質問票です。

回答は患者自身または医療者の聞き取りにより実施され、痛みの強さに関する 1 項目と、痛みの影響、対処、機能、障害、併存症に関する 9 項目で構成されています。

各項目に0点(該当しない)または1点(該当する)を計上し、合計スコアにより「低リスク(0–4点)」「中リスク(5–8点)」「高リスク(9–12点)」の三つのリスク層に分類します。

評価は5分程度で完了できる簡単なもので、既存の理学療法評価に組み込むことも可能で、評価後は、リスク層に応じた理学療法アプローチを検討します。

STarT MSKとは?②STarT MSKを使いこなす

Popular articles

PR

Articles