厚生労働省が公表した「最近の医療費の動向(MEDIAS)」令和7年度9月号(電算処理分)によると、 リハビリテーション料(診療内容別)は前年同月比+6.4%となりました。 同月の医科医療費総数は+4.2%であり、 リハビリテーション料は全体医療費を2.2ポイント上回る伸びを示しています。
医療費全体の動向(令和7年9月)
電算処理分データに基づく、令和7年9月の医科医療費の対前年同月比は以下の通りです。
- 医科医療費総数:+4.2%
- 診療種別
- 入院:+3.5%
- 入院外:+4.9%
入院・入院外ともにプラスとなり、8月(+0.8%)と比較して医療費全体の伸び率は大幅に回復しています。
リハビリテーション料の動向(診療内容別)
診療内容別 医科医療費(表Ⅵ-1)に基づく、 リハビリテーション料の対前年同月比は以下の通りです。
- リハビリテーション料(入院+入院外):+6.4%
- リハビリテーション料(入院外):+10.2%
【集計データ】
- 令和6年9月:1,003.0億円
- 令和7年9月:1,067.0億円
- 変動率:約+6.4%
全体医療費(+4.2%)との差は+2.2ポイントとなっており、 9月もリハビリテーション料は医療費全体を上回る伸びを維持しています。 特に入院外のリハビリテーション料は+10.2%と、二桁の高い伸び率を示しました。
リハビリテーション関連疾患の動向(入院外)
| 疾患分類(入院外) | 対前年同月比 |
|---|---|
| 筋骨格系及び結合組織の疾患 | +6.3% |
| 損傷、中毒及びその他の外因 | +6.5% |
| (参考)医科入院外総数 | +4.9% |
リハビリテーション料と全体医療費の月次推移(直近11か月)
以下は、過去のMEDIASデータを含めた、 リハビリテーション料と全体医療費の伸び率比較です。
リハビリテーション料と全体医療費の月次推移
| 年月 | リハ料 伸び率 | 全体医療費 伸び率 | 乖離幅(pt) |
|---|---|---|---|
| 令和6年11月 | +7.2% | +2.2% | +5.0 |
| 12月 | +5.4% | +3.3% | +2.1 |
| 令和7年1月 | +4.8% | +3.8% | +1.0 |
| 2月 | +4.2% | +3.5% | +0.7 |
| 3月 | +4.7% | +3.5% | +1.2 |
| 4月 | +4.5% | +3.4% | +1.1 |
| 5月 | +4.6% | +3.6% | +1.0 |
| 6月 | +6.4% | +3.8% | +2.6 |
| 7月 | +5.0% | +1.3% | +3.7 |
| 8月 | +3.1% | +0.8% | +2.3 |
| 9月(今回) | +6.4% | +4.2% | +2.2 |
まとめ
- 令和7年9月の医科医療費総数は前年同月比+4.2%で、8月(+0.8%)から大幅に回復
- リハビリテーション料(入院+入院外)は前年同月比+6.4%で、全体医療費を2.2ポイント上回る
- 入院外のリハビリテーション料は+10.2%と特に高い伸び
- 関連疾患(筋骨格系+6.3%、損傷等+6.5%)も医科入院外総数(+4.9%)を上回る水準
- リハビリテーション料が医療費全体を上回る構造は、直近11か月連続で継続
出典
- 厚生労働省「最近の医療費の動向(MEDIAS)」令和7年度9月版(電算処理分)
- 【表Ⅵ-1】医療費(診療内容別)
- 【表Ⅴ-3-1】入院外 医療費(疾病分類別)






