小児の言語療育で使われる教材の1つに、アナログゲームがある。アナログゲームは集団の場で使われるイメージだが、実は、1対1の個別療育の場でも効果的に使うことができる。使い方次第では、言葉、やりとり、行動調整などを、ゲームを通して楽しみながら学習できるのだ。今回は、筆者の個人の見解ではあるが、個別療育に使えるゲームを紹介してみたいと思う。
「言語聴覚士(以下ST)の個別療育は遊んでるばかりに見える」「何の意図があるかわからない」、子どもの言語療育に同伴したことのある親御さんの中には、そんな印象を持つ方もいるようです。今日は個別言語療育の中で親御さんが抱きやすい疑念(?)を取り上げ、私なりにSTの意図を解説してみようと思います。
言語聴覚士として子どもの個別支援に関わる中で、「保育園では先生の話が理解できないみたいです」「話してはいけない場面で先生に話しかけたりするんですって」という親御さんからの相談を受けることがある。このような場合、親御さんとしては、個別支援では静かに相手の話を聞き言葉かけに沿って動けるのに、どうして園からそんな指摘を受けるのだろう?という疑問も含んでいるように感じる。
私は、児童発達支援事業所(以下事業所)ではたらく言語聴覚士だ。現在複数の事業所を掛けもちし『外部専門職員』としてお仕事をしている。運動発達の専門家でないこの私が他職種について言及するとはお門違いなのだろうが、それでも『もっとこの分野に運動発達の専門家が参入して欲しい(特にOT)』と願いを綴りたい。
小児分野で働く言語聴覚士のもとには、『大人の言っている事が理解でき上手に口も動かせるのに、○歳を過ぎても全く言葉が出ない』という相談がやってくる。本日はその相談に回答する形で、子ども達が言葉を話せるようになるまでのステップと、言葉の発達を促す望ましい関わり方を考えていく。
5年前、元々成人畑で働いていた言語聴覚士(以下ST)の私が、初めて小児の摂食嚥下に携わることになった。不安でいっぱいな私に、同じく成人畑の先輩がこんな言葉をくれた。「成人の嚥下障害のミニマム版と考えたら?」と。 当時はその言葉に希望を抱いたものだが、6年の経験をへた今思う。 “そんな単純じゃない‥!”と。本日はその経験をもとに、成人と小児の嚥下障害の臨床のちがいを考えたい。
慢性疼痛は、学際的治療を行っていく中で成育過程が改善に影響している例が散見されます。今回は児童虐待を例に、概略や脳画像研究を踏まえながら痛みの社会的要因について書きたいと思います。痛みが治りにくい患者さんの見方が変わり身が引き締まる思いがする記事です。