28日「第1回言語聴覚士学校養成所カリキュラム等改善検討会」が開催され、2024年4月入学生に向けた議論が始まった。第一回目は、主に学校教育の科目の変更、教育目標の検討が行われた。次回以降で、臨床実習に関する在り方、教員の在り方、外部評価の検討に関して話し合われる予定となっている。今後のスケジュールは以下。
3月7日に議事録が公開された▶︎https://www.mhlw.go.jp/content/000908928.pdf
今回のカリキュラム改正はPTOT養成カリキュラム改正との整合性を考え行われることとなるが、今回話題となったのは「国家試験」との関係性はどうか?との意見が多く持ちあがった。今回ST協会と全国リハ学校協会の2団体合同の要望書において、93単位(法第33条第2・3・5項73単位)→101単位(法第33条第2・3・5項81単位)※1とすることが具体的に提案された一方で、増えた分の科目に関してどこまで国試で問われるのか?この点が懸念点として持ちあがった。
新規科目の追加は以下の2項目が要望され、この他臨床実習の単位数※2が12単位→15単位に変更することを要望に組み込んだ。その他、教員の在り方等の項目に関して、次回以降の検討会をもって追加で報告する。
【新規科目の追加】
・地域言語聴覚療法学
・言語聴覚療法管理学(言語聴覚療法マネジメント)
▶︎https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23631.html
※1
※2:臨床実習については、1単位を40時間以上の実習をもって構成することとなっている。
【合わせて読む】
・第4回STカリキュラム等改善検討会|受験資格要件、臨床実習のあり方