22日第2回言語聴覚士学校養成所カリキュラム等改善検討会が開催され第1回のカリキュラム変更に引き続き「臨床実習の在り方等について」について話し合いが行われた。
今回注目したのは、「実習時間の3分の2以上は、病院又は診療所において行うこと。」という実習施設の要件に関する要望に関して「実習時間の3分の2以上は、助産所を除く医療提供施設 (病院、診療所、介護老人保健施設、介護医療院、その他の医療を提供する施設)において行うこと。」と改正する要望について。
土井勝美氏(日耳鼻学会)は提案書に対する意見書で、「7割以上が医療機関に勤めている現状がある中で、そのほかの施設に実習に行った場合、質の低下や学生のモチベーションの低下が懸念される」と指摘した。
その上で、日耳鼻学会として言語聴覚士養成校を対象とするアンケート調査を実施した結果、臨床実習の重要性や実習施設の不足を認識。近々、日耳鼻専門医制度の研修施設を対象として、言語聴覚士養成校の実習受け入れに関するアンケート調査を実施する予定とし、 「実習施設の不足」改善のために少しでもお役に立てればと、協力的な姿勢を示した。
▶︎https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25359.html
▶︎土井氏意見書
【合わせて読む】
・第4回STカリキュラム等改善検討会|受験資格要件、臨床実習のあり方