「うちのリハ、費用対効果あるの?」――経営会議でそう問われ、口ごもった経験はないでしょうか。医療経済の世界には、この問いに答える共通の物差しがあります。"完全に健康な1年分"を1単位として介入の効果を数値化する「QALY(Quality-Adjusted Life Year:質調整生存年)」です。本記事では、海外のリハRCTがQALYで示してきた数字と、日本の制度がリハをQALY評価に乗せない構造的な理由を整理。そのうえで、自施設の前後比較で「QALY的価値」を語るための方法と限界を解説します。

