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4施設の訪問リハビリテーションを経験した理学療法士は今何を思うのか。

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リストラに悩み続ける日々を送りたくない

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私は、兄やサッカーの成績などに助けられて県内で一番学力の高い公立高校に推薦で合格することができました。ただ、多くの時間を部活のみに費やした結果、大学受験に備えないといけない時は三流四流の大学にも進学できるかどうかの状況でした。

 

三流四流の大学に進学したとして、「その後の人生はリストラに悩み続ける日々が待っている」そんな気がして、大学に進学する気にはなれませんでした。とりあえず、手に職をつけようと思っていたところ、部活仲間が理学療法士になると言っていたことがきっかけで、この道に進みました。

 

これまで4施設の訪問リハビリテーションを経験した

竹崎申幸1

これまでの簡単な経歴は以下の通りになります。

2004.3土佐リハビリテーションカレッジを規定の期間で卒業

2004.4川崎市にある総合病院に入職し、救急病院のリハビリ室に勤務

2004.5昭和大学藤が丘キャンパスの理学療法科の講師(現教授)の研究手伝い(週1日)

2006.4回復期の病院に配置転換

2006.7訪問看護ステーションに配置転換

2006.8第27回バイオメカニズム学術講演会で口頭発表

2008.4勤務の傍ら、東京理科大学工学部第二部電気工学科に進学

2009.9自転車移動するソフィア訪問看護ステーションに転職(非常勤)

2012.3東京理科大学工学部第二部電気工学科を規定の期間で卒業

2013.2さくら訪問看護ステーション瀬田に転職(常勤、主任など役職付)

2013.2内科クリニックで訪問リハ部門に就職(非常勤、週1日勤務)

2013.4ロボットスーツHAL®でトレーニングするHALFITに就職(非常勤、週1日勤務)

2014.12りゅうじん訪問看護ステーションに転職(常勤、主任など役職付)

2015.3ベストリハ訪問看護ステーションに転職(常勤、主任など役職付)

現在に至る

 

色々と訪問リハを経験してきて、現在ここで落ち着いているのは、訪問看護ステーションを立ち上げて期間が浅かったこと、これから支店を増やそうとしていたこと、支店を一つ受け持つことができ自身で運営方法などを選択できること、支店立ち上げから安心して運営できるまでの過程を経験できること、などまだまだありますが、一言でまとめると、楽しめそうだったからです。

 

医療と在宅はここが違う

まず、疾患の歴史が在宅(訪問リハ)と病院など(医療リハ)で異なり、在宅リハでは歴史の長さから自然と良くなることはほとんどありません。当てずっぽうに治療してたまたま改善することはありますが、より多くの患者様を計画的に良くするには本当の実力が求められ、個人の力量によって結果の質と量に歴然と違いが生じます。

 

次に、環境。在宅ではベッドがないことや真夏に暖房使用されることなど病院などの施設では考えられないような環境でサービスを行わないといけないことが多々あります。それらの環境に適応させる発想が求められます。

 

最後に、ルールの主従関係の違いがあり、これが最も大事です。サービスを提供するにあたり医療施設などでは施設のルールが主体になりますが、在宅ではお客様のルールが主体です。

 

お客様を無視した医学的ルールはクレームになりやすいので、そうならないように人間関係などをしっかり築いていくことが求められます。

 

危機を感じるならすぐに行動へ

社医学

今後も需要は徐々に増え向こう25年くらいは高い状態だと思います。ただし、求められるものが変わってきます。すでに変わってきています。ひとつは、様々な福祉機器が高性能になってきており、その福祉機器の特性を適確に理解して患者さまの適性に合わせることができることが求められます。

 

例えば、電動車椅子やHONDA歩行アシスト、ロボットスーツHAL®です。もうひとつもすでに始まっており、それは患者さまのユビキタス化です。簡単に情報を収集できる環境を利用される患者さまが増えるため、中途半端な治療が通用しにくくなります。

 

厳しめな見解だとHowto本はほとんど通用しなくなります。とりあえず、そのふたつの可能性から各々が自身の状態を踏まえて今すぐにでも対処された方が良いと思います。

 

在宅リハの怖さ

今はほとんどありませんが、以前は「在宅リハに対する怖さ」がありました。在宅では、血圧・体温・呼吸・血糖などによる様々な体調不良が突発的に生じるので、医学的知識が不足していたときに何らかの体調不良が生じると怖かったと思います。

 

その当時、十分に経験を積んだ看護師に連絡できる環境を整えていましたが、緊急時は短時間で必要な情報を適確に報告しなければならず、その報告を適当に行えるかどうか不安を感じていました。

 

その不安を解決するには、緊急連絡をする以前から必要な情報を蓄積しておく必要があり、そのための努力をした結果、不安は徐々に解消していきました。

 

情報の蓄積が求められる理由は、病状を伝えるために必要な情報であっても、その情報が患者さまの個別性の範疇なのか緊急性が高いのかなど緊急電話を受けた看護師でも判断しかねる場合があるからです。日頃から看護師と同じような視点でも診られるようになるまでは怖かったです。ちなみに、リハビリそのもので怖かったことは今も昔もありません。

 

竹崎申幸先生経歴

H16.4理学療法士免許所得

2006.8バイオメカニズム学会で「異常歩行の分析における重心パラメータの適性」を口頭発表、 金承革,竹崎申幸:異常歩行の分析における重心パラメータの適性.第34回日本臨床バイオメカニクス学会抄録集,p109,2007.

学士(工学)2008年4月 - 2012年3月、東京理科大学 工学部第二部 電気工学科

竹崎申幸先生の訪問リハを見学しよう!

取材させていただきました、竹崎申幸先生から現職者の皆様限定で、素敵な提案をいただきました。今の時代、働きながら別の現場をみる機会は、学生の実習があった頃に比べ非常に少なくなってきていると思います。

 

そこで、「地域リハビリテーションに興味のある現職者」の方々を対象に、竹崎先生の訪問リハ現場を見学できるよう、体制を整えていただきました。

 

ぜひこの機会に、一度、これからの「地域リハビリテーション」をその目で見て、肌で感じてみてください。

 

【ご希望の方はこちらからご連絡ください】

ベストリハ株式会社 総務 本田、安蒜(あんびる)宛

tel:03-5813-9897 mail:info☆bestreha.com(☆を@に変えてご連絡ください)

※参加希望の方は、「POSTの記事を見ました。訪問リハの見学希望です。」とお伝えいただくとスムーズです。

 

【求人情報】

ベストリハ株式会社では、訪問リハビリテーションに興味のある療法士を募集しています

詳しくはこちらをご覧ください。

 

ベストリハの社内研修に無料で参加できるチャンス!

日頃、一人で戦わなければいけない在宅リハの現場。そんなセラピストを会社側も全面バックアップしています。その一つがこの「社内研修制度」一体どのような社内研修があるのか、ぜひご参加いただき、その目で確かめてみてください。

※社内研修参加には、条件がございますので、こちらをよくご確認ください。

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4施設の訪問リハビリテーションを経験した理学療法士は今何を思うのか。

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