ざっくりPOINT
■脳卒中リハビリの分野で、ひとつの研究成果が注目されています。リハビリの際に、褒めるかどうかで、改善のスピードが大幅に違うというのです。
■脳卒中の患者さん179人を調べた結果、歩くリハビリをする際に「ほめられた」患者さんは、「ほめられなかった」患者さんより、歩くスピードが大幅に速くなることがわかったのです。
■研究をしたドブキン教授は「私たちの脳には、報われることに反応する特別なシステムがあります。『ほめる』というシンプルな方法でこのシステムを刺激し、大きな改善を得られたと考えています。」と話した。
詳細を読む(引用元):yahooニュース
POST編集部コメント
脳卒中へのリハビリテーションに限らず、ダイエットや勉強など人間は「褒められたがる」動物だと教授は記事中で述べています。
一般的に、リハビリテーション提供時には「本人の能力」と「課題設定」のバランスが非常に重要です。
このバランスが崩れると、「褒める」機会を逸してしまう印象を持ちます。
そのため、ただ単純にどんな課題をこなしたときにでも褒めるのではなく、目標設定や課題設定を明確にし、本人の能力に応じたリハビリテーションを提供した上で「褒める」ことこそ重要と言えます。
文責
POST編集部 細川寛将