ふと思う療法士の疑問
「この患者さんは退院したらどんな生活をするのだろうか」そんな疑問をもったことが、一度はあるのではないでしょうか?それと同時に、一度退院した患者さんが再入院してきた、といったことも経験されたこともあるでしょう。
病院によっては退院指導として、自宅訪問を行なっているところもあるかとは思います。しかし、その数時間の間にみる生活動作と実際の退院後の生活動作は果たして同じでしょうか?
ほとんどの場合、退院指導の中にホームエクササイズをお伝えすることもありますが、8割以上の患者さんがホームエクササイズを行わないといった実態もあります。
【シンポジウム情報】
●日時・場所
2017年1月19日(木)19:00~20:30 (18:30開場)
渋谷「シダックスカルチャーホール」
●シンポジスト(詳細は別紙参照)
①長谷川幹先生(医師) 三軒茶屋リハビリテーションクリニック院長
②千葉 哲也先生(PT) 日産厚生会玉川病院リハビリテーション科科長、東京都理学療法士協会副会長
③相樂裕様(CM) 株式会社アーネストケア 代表取締役
④永澤明恵様(NS) 荏原病院退院調整看護師
●参加費: ¥500 ※ただし、LEご活用者様や学生、会社紹介カードを持参された方は無料
お申し込みは、こちらからお願いいたします。
病院内と在宅の理解にはギャップがあります
私も初めて知ったのですが、看護師さんの間でも病院側と在宅看護側、双方にも理解のギャップがあるようです。その中でも大きなギャップは「退院のレベル」のものが多いようです。
病院では、退院が難しいと思われている状態であっても、在宅では退院可能なレベルであることがあります。
その辺りは、医師との相談の上決めることではありますが、これからの医療の形を考えれば、早期退院できる状態にあるのかどうかを判定する場合、在宅ではどのレベルで退院しても大丈夫なのかを理解しておく必要があります。
先ほどの例では、看護でしたが、我々療法士の中でも、同じことがいえるでしょう。退院までの目標が「T-cane独歩」とし、目標達成後自宅に帰って必要な動作は、移動手段ではなかった。
といった不一致も少なからずあるでしょう。このギャップは、知らなかったでは済まされません。だからこそ、病院勤務の療法士、在宅勤務の療法士双方が交流し、お互いの理解を深めていかなくては、地域包括ケアの成功はあり得ないのだと思います。
病院勤務療法士と在宅勤務療法士の交流の場
【シンポジウム詳細】
地域で従事するセラピストのみならず、病院勤務のセラピストの方々にも聞いていただきたい内容となっています。
日々の業務の中で
「退院後の患者さんはどんな生活をしているのかな?どんなことを考えて退院支援すればいいのかな?」
とお悩みの方には特に必見です!地域の未来について、一緒に考えてみませんか?
●シンポジスト
①長谷川 幹様(医師) 三軒茶屋リハビリテーションクリニック院長
②千葉 哲也様(PT) 日産厚生会玉川病院リハビリテーション科科長、東京都理学療法士協会副会長
③相樂 裕様(CM) 株式会社アーネストケア 代表取締役
④永澤 明恵様(NS) 荏原病院退院支援・看護相談
ファシリテーター:LE訪問看護リハビリステーション三軒茶屋地域理学療法士田村佳祐
LEシンポジウム2017
テーマ「どうする?これからの地域セラピスト!」
●目的
①地域包括ケアシステムを構築するためには、地域で従事しているセラピストのみならず、病院で勤務するセラピストの理解と行動も必要であるということ知ってもらう
②地域で働くセラピストに何が求められているか、何をしていくべきなのかを考えすすめる
③セラピストが介入する効果をどのように示していくかを考えすすめる
●日時・場所
2017年1月19日(木)19:00~20:30 (18:30開場)
渋谷「シダックスカルチャーホール」
お申し込みは、こちらからお願いいたします。
●シンポジウム具体的な内容 開催時間19:00~20:30
①ご挨拶・ご登壇者ご紹介
改めて、地域包括ケアシステムとは何かということを簡単におさらい。その中で、国がリハビリテーションセラピストに求めているものは何か(地域づくり支援と予防・地域連携ネットワーク構築・地域ケア会議参加)ということを再共有。
②改めて、今地域セラピストに何が求められ、何をしていくべきなのか? 19:10~19:45(35分)
各分野の皆様に現状求めていることをお聞きします。ここでは難しい話にせず、聴衆の皆様に「地域で働くためには難しい技術が求められているわけではないんだ、思っているほど難しいものではないんだ」ということに気づいて頂けるような内容にしたいと考えています。
③セラピストが介入するメリットをどう示すか 19:45~20:20(35分)
現在の保険制度では成果に対する加算等が無い。リハが介入した結果介護保険料が減ったとしても、利用者・国はいいが、サービスを提供する側は報酬が減るということになる。また、利用者によっては「居宅支援計画において、優先されるべきは生活。そのため、リハを入れたいが単位が足りない」という方もいるが、そういう方についても「自費だとしても、リハビリが介入することでここまで変わりますよ」というように、介入するメリットをどのように示していけばいいのかを検討します。
④まとめ・質疑応答
●参加費: ¥500 ※ただし、LEご活用者様や学生、会社紹介カードを持参された方は無料
お申し込みは、こちらからお願いいたします。