脳卒中まひ新治療…神経回路修復するリハビリ機器、3年後発売へ
厚生労働省発表の「平成26年 患者調査の概況」によると、脳血管疾患の患者数は減少傾向にあるものの、約120万人にものぼる。介護が必要になった主な原因としても、「脳血管疾患」が最も多い。
リハビリテーションの対象としても、脳血管疾患は多く経験し、多くの悩みを療法士に与えてくれる。そんな中、新たな光が差し込もうとしている。
脳卒中患者の意思を脳波の変化から読み取って、まひした手の指を機械で動かし、神経回路の回復を図るリハビリ機器の製品化に向け、慶応大学とパナソニックが医師主導の臨床試験(治験)を3月にも始める。3年後の発売を目指す。
チームは、手の指を伸ばそうと考えた時の脳波の変化を解析。
頭に着けたセンサーがこの変化を検出すると、機械が指を伸ばし、同時に腕に電気刺激を加える機器を開発した。脳波と連動した動作や電気刺激を繰り返すことで、神経回路の修復が促される。
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脳卒中患者の上肢機能の予後や回復度合いについては、療法士も日々悩まされていることだろう。これまでの研究で、手の指が全く動かせなかった患者42人に導入し、29人が指を動かせるようになったというデータはとても興味深い。
これまで脳卒中患者のリハビリテーションについては、たくさんの治療方法が考案されてきた。もちろん、これまでも効果的なものがなかったわけではないが、今回の研究は脳卒中患者の選択肢を増やすことになるだろう。
これからますます最先端医療やロボット支援が拡大していく。今回の研究はリハビリテーション業界へどのような影響を与えるだろうか。
脳卒中患者の笑顔が1つでも増えることを望む。
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