不安をもつのは当たり前
将来に漠然とした不安を抱えている若手のセラピストがいると聞きましたが、自分もかなり遠回りして理学療法士になっているので、20代前半で悩むということは不思議ではないと思います。ただ私の場合、社会人を経験してこの業界に入ってきましたが、普通の企業とはちょっと違うなと、なんか閉ざされた空間だなと感じました。やはりこれは、保険内の業種ということで特殊なのだとおもいます。ですから、そこで疑問を持つのは当たり前のことなのかなと思います。医療というかなり守られてきた歴史がある中で、それが日本の経済の動きで色々変わってきています。普通の社会に暮らしていれば、日本の変化する状況の中にいるが、病院に中にいると守られているというギャップに、漠然とした不安があるというのは当たり前のことなのかなと思いますね。
私の成長と会社の成長
私は理学療法士になって3年目になり、先ほど「2〜3年目くらいといえば悩みやすい時期だ」と伺いましたが、僕はないですね。この職業になりたいと思いなって、学生時代、病院などで研修をやった上で、病院で働くのはむいてないかもな。(笑)と。民間企業でしっかりとした利益を出す、サービスをしっかりする、利用者や社会に還元するというバランスが見えにくいと自分には合わないと思ったので、民間の訪問看護ステーションに入りました。
今働いているところで、経営者の方と色々とお話しする機会があって、大きい企業で小さな歯車になるよりは、こじんまりした会社でも大きな歯車になりたいというのが僕の考えです。僕の歯車がしっかりとした駆動力があればあるほど、その会社が動いてくれる。というのがわからないとやりがいがないのかと思います。技術どうこうは置いておいて、自分が人として成長していく、いろんなことをやりたいという思いがあるのに、それが返ってこなかったら絶対なんにもならないと思いますね。理学療法士に転職した理由
この業界に転職した理由は、高校時代ラグビーをやっていて、怪我することがあって、こういう仕事をしたいなとは思っていました。カメラマンとして編集者として、一つの壁に打ち当たって、自分を見なおすときが来て、理学療法士になってみようと決心しました。ただ単に普通の理学療法士になるだけではつまらないので、今まで培ってきた技術とかノウハウを2倍でも3倍でもして、いろんなことが出来るようになったらいいなという思いで今色々やっています。
学生のころから色んな動画を作って、そこから反応があって、入谷先生のDVDを作ったり協会のPR動画を携わったりとか、今日のインタビューとか色々な反応があって面白いなと思いますね。
中島卓也先生経歴
前職はカメラマン、編集者として映像制作会社に勤務。
学生時代よりテキストでは理解しにくい生理学、運動学、解剖学などを 映像化し「医学に関する専門的な知識を動画で紹介する」活動を行う。
現在は都内の医療機関に勤めながら入谷式足底板(基礎編):運動と医学の 出版社のDVD制作、理学療法士協会「笑顔をあきらめない」PR動画制作に 携わる。
理学療法士による身体活動研究BLOGはこちら
http://physitheraresearch.blogspot.jp/
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