キャリアコンサルタントが徹底サポート

いよいよ退院!そして新たなチャレンジが始まる…【東京病棟ストーリー|川田章文先生】

5944 posts

 

麻痺側からのスーパーダイブ!トランスファーで必要なのは…<<前のページ

 

誰がどう考えたって無謀の自宅退院へ…

自宅退院が決まったのが金曜日の午前中。で、退院日が月曜日午前中。

 

 

土、日曜日はリハビリが休みだったのであと、リハビリ出来るのは、金曜日の午後の1回のみ。

 

 

あれこれやってもしょうがないし、歩行練習は、土日に自主トレをやりこめばどうにかなると思っていたので、金曜日のリハは担当の先輩PTになんとか病棟で自主トレが出来るように歩行練習をお願いしました。

 

 

つまり、病棟の安静度を「最低でも見守りでの杖歩行にしてほしい」とお願いしました。担当の先輩PTはベテランなので、もちろん「承知しました」とひとつ返事です。

 

 

しかし、歩行練習前に勝手に自宅退院を決めたこと軽く説教されました。

 

 

この時点での私の麻痺レベルはブルンストロームステージで上肢Ⅱ、下肢Ⅱでした。誰がどう考えたって無謀です。

 

 

このリハビリの時間は非常にハイクオリティーで楽しいひと時だったことを覚えています。しかし、肝心の「病棟内安静度を車椅子から歩行に変える」のを忘れてしまいました。

 

 

それどころか、担当PTからは、「もう自分でお気づきだと思いますけど、このままでは確実に転倒しますから、念のため至急車椅子を借りてください!ご家族のためにも!」と。

 

 

こりゃーまずい。。。

 

 

金曜日の夜中に、僕のお願いを断わったことがない後輩PT教員を翌日に召集することを決めます。

 

 

内容は、「自宅退院が決まったから、俺の歩行練習をしてくれ」です。

 

 

後輩PT教員は「わかりました。明日午前中に行きます!」ひとつ返事です。

 

 

僕の周りにはどうやらひとつ返事の人しかいないようです。笑

 

後輩PT教員とのリハビリ開始

さて、翌日後輩PT教員との病棟内歩行練習です。

 

 

ナースにはPTから許可得ましたので、「歩行練習しまーす」と。先輩PTの名前を出すわけにはいかないので、大学後輩PTの名前を拝借しました。

 

 

さて、歩いた感じは...... ぜんぜんダメです。自宅どころか、病院さえ出られないことに気づきます。

 

 

その夜。 ナースが部屋にやってきて、 「川田さん、車椅子の手配は大丈夫ですか?」

 

 

川「歩いて帰ります」 ナ「昼間歩いている姿見ましたけど、無理だと思いますよ。」

 

 

川「明日も練習するから大丈夫です」 妻には歩いて帰ると啖呵を切ってしまっているため、「やっぱり無理だった。車椅子借りてくれ」なんて意地でも言えません。

 

12/19〔月〕退院日当日

ブルンストロームステージ上肢Ⅱ下肢Ⅱ、短下肢装具、ロフストランド杖での歩行軽介助レベルで自宅退院の日を迎えます。

 

 

あまりにも誰にも相談せずに勝手に決めた自宅退院だったので、あまり祝福されなかったような気がします。 自宅退院をどうしても早くしたかった理由があります。

 

 

それは、パラスポーツへの挑戦のためです。

 

 

早くトレーニングをするため、いつまでも病院にいるわけにはいきません。入院中に私の職場の理事長にも同席してもらい、以前から交流があったパラリンピアンの初瀬様、NPO法人STANDの伊藤様と2020の東京パラリンピックへの挑戦と競技選択などの相談に乗っていただきました。

 

 

37歳という年齢と練習環境を考慮して「アーチェリー」に挑戦することになりました。職場からも全面バックアップしていただけるということで俄然前のめりになります。

 

第一話:リハビリテーションは突然に
▶︎ https://1post.jp/1712

第二話:いざ手術当日。まな板の上のゴリラと化す!
▶︎ https://1post.jp/1751

第三話:リハビリ開始!プッシャー症候群は◯◯な感覚!?
▶︎ https://1post.jp/1797

第四話:麻痺側からのスーパーダイブ!トランスファーで必要なのは…
▶︎ https://1post.jp/1865

第五話:いよいよ退院!そして新たなチャレンジが始まる…
▶︎ https://1post.jp/1928

 

川田章文先生経歴

インタビュー>>PT6年目で理学療法士の道をあきらめた

 

経歴:

平成10年 茨城県立下妻第一高等学校卒業

平成14年 国際医療福祉大学保健学部理学療法学科卒業

同年          栃木県厚生農業協同組合連合会 下都賀総合病院リハビリテーション科入職

平成15年 筑西市民病院 リハビリテーション科入職

平成20年 筑西市民病院 総務課へ異動(院長秘書、医師人事等)

平成23年 学校法人アゼリー学園 東京リハビリテーション専門学校 入職

平成27年 アゼリーグループ 一般社団法人 未来創造研究所

主任研究員/人材育成コンサルタント

現在に至る

学校法人アゼリー学園 東京リハビリテーション専門学校

http://tokyo-reha.azalee.or.jp/

一般社団法人未来創造研究所

http://mirai.azalee.or.jp/

医療と介護 人材育成コンサルタント川田 ブログ

「ワクワクする現場育成」

http://ameblo.jp/mirai-soken-kawata/

医療と介護人材育成コンサルタント川田 メルマガ

「失敗する人材育成」とある経営者からの話

http://www.mag2.com/m/0001670418.html

facebookページ

チームビルディング総合研究所

https://www.facebook.com/teambuilding.soken

youtube

https://www.youtube.com/watch?v=hJeJPOhvhkw

いよいよ退院!そして新たなチャレンジが始まる…【東京病棟ストーリー|川田章文先生】

Popular articles

PR

Articles