調べものは、スマホ・タブレット・PCで。現代社会では、当たり前になっている行動に警鐘を鳴らされている。
YouTubeの子どもの病気動画は有用か?英国の報告から
詳細を読む(引用元):あなたの健康百科
YouTubeに配信される医療情報は正しく妥当性があるものなのかを検討した研究結果が、医学誌「Archives of Disease in Childhood」に発表された。
研究グループは、「クループ」(せきや声がれ、呼吸困難などの症状が現れる感染症で、生後6カ月から5~6歳の子どもに多い)と「脱水症状」で検索し、表示された約400の動画から医師や研究所が作成したものを除き、親が撮影した動画を医学的に評価した。
評価対象は、小児疾患患者の様子、脱水症状の動画であり、リハビリテーションと少し離れた内容ではあるが、同じ医学分野の動画という観点で考えて頂きたい。
結果は、以下の通りであった。
・小児疾患患者の様子を親が撮影した動画で医学的に良いサンプルと判断されたものは、約1/3(15本/38本)のみ
・その内、見やすいと感じる高画質なものは、約1/2 以下(7本/15本)
よって、見やすくて信憑性のある動画は、およそ6本に1本しかない事となる。
・脱水症状に関しては、28本中のたった2本(1/14)
ほとんどの動画が、医学の観点から見ると参考にならないとの事だ。
YouTubeで検索すると、無数の動画が結果として表示されるが、その中からしっかりと信憑性のある動画を選択する事が重要と感じさせられる。
その為に、
・動画の配信先は、信憑性のある医療機関、医療関係者なのか。
・画質の良いものを選んで見てしまいがちだが、「画質が良い≠良い内容」ではない
これらを考慮することが大切だという。
現代の7割の人がわからないことがあった時、ネットで検索するという報告もある。
ネットで検索すれば何かしらの答えが見つかる為、人に相談する、話しかける事が減り、コミュニケーション能力の低下を引き起こす。
また、検索上位の結果ほど、他の人も見ていて信用できると判断してしまい、疑問を持つ・考える力が損なわれていく事も懸念される。
有名な童話「うさぎとかめ」を思い出して欲しい。地道な努力をした者が大儀を成し遂げる。
「急がば回れ」
『ネット検索』が当たり前になった現代社会に生きる我々は、この言葉を改めて胸に刻む必要があるのではないだろうか。
文責 POST編集部 林・渡邉
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