理学療法士を目指したきっかけ
理学療法士になろうと思ったきっかけは、幼少期より野球をしていてケガをしやすい身体だったので、よく病院に通っていました。その当時は「こんな仕事もあるのか」ぐらいにしか思っていませんでした。中学生の頃に自分はプロ野球選手になることは出来ないと確信し、自分のようなケガをしやすい選手をサポートしたいと考えるようになったことがきっかけでした。中学校の学級新聞に「将来の夢は理学療法士になる!」と書いたことを今でも覚えています。また、その当時従兄が理学療法士の養成校に通っていたことも大きかったと思います。
現在の仕事
現在は、日中は整形外科のクリニックから介護保険を利用した訪問リハビリテーションを行っています。
勤務後や週末には実費治療やセミナーを開催しています。キャリアアップとは? そのために”今”行っていること
おそらく他の人よりも早めに理学療法士になりたいと思い始めたので、「理学療法士」という職業には人一倍思いが強かったです。高校生の時に理学療法士協会の全国学会に参加したこともありました。養成校に入学してからも、同級生には絶対に負けないという思いで勉強していました。当時は「勝ち負け」で自分なりに一生懸命に取り組んでいました。今思えば、若かったなと恥ずかしくなりますね。笑
でも、その反面当時に学んだことがとても臨床で活きることが多くそういうガッツも必要だったのかなと思います。中学生の頃からの夢であった「理学療法士」になってすぐに壁にぶち当たったんです。「理学療法士」という職業に業務独占がないことに凄く自分の中で違和感がありました。なにせ、「理学療法士」という職業に人一倍憧れと誇りをもっていましたから。そんな時に、一度自分の思いをリセットしようと考えたんです。そこで、鍼灸師の資格をとるために学生に戻りました。 実際、「理学療法士」の世界から一度離れてみて見えてきたことや感じたことがたくさんありました。今は、理学療法士として働きながら、鍼灸師としてもトレーナーとしても働いていますが、一つ言えることは、「正解は1つじゃない。」ということですね。今の自分を全然違った角度から観察してみることもキャリアアップには大切なのかなと思います。リハビリ職を目指す学生の皆さんへ
私は理学療法士なので、理学療法士のことしかわかりませんが、「理学療法士」という資格には無限の可能性が秘められていると思います。病院で働くもよし、施設で働くもよし、開業するもよし、はたまた一般企業で勤めるもよし。どれが正解なのか答えなんてないです。現在、養成校で勉強されている方は今の勉強をしっかりと続けて下さい。その知識が必ず、『人の役に立つ』時が来ます。自分が努力したことで「ありがとう」と言ってもらえる。こんな素晴らしいことはないと思います。そして、臨床に出た後、必ず壁にぶつかることがあると思います。その時はこの言葉を思い出してください。
『正解は1つじゃない。』
あなたの頑張りを私は応援しています。ありがとうございました。
杉林貴宏先生の経歴
職業:理学療法士、鍼灸師、加圧トレーニングインストラクター
所属:Conditioning Room-S
経験年数:6年目
出身校:関西医療学園専門学校