セラピストのキャリアアップを考えたときに、「3学会合同呼吸療法認定士」や、「心臓リハビリテーション指導士」、「糖尿病療養指導士」とこの3つの資格取得は比較的選択肢に上がりやすいと思う。
それらの資格には、認定試験への受験資格が各々決められており、詳細は以下のリンクからご確認いただきたい。
糖尿病療養指導士に関しては、日本糖尿病学会専門医か、日本糖尿病学会の会員である医師の指導が必要であり、セラピストが糖尿病に関する知識を積んでも受験資格が得られない場合も多い。
そんな中で、今回「東京糖尿病療養指導士」と「東京糖尿病療養支援士」の認定資格制度がスタートすることが発表された。
両資格とも東京及びその近県に勤務あるいは在住したものもので、東京糖尿病療養指導士は理学療法士・作業療法士・看護師・管理栄養士・臨床検査技師等を対象、東京糖尿病療養支援士は、ケアマネージャー・社会福祉士・介護福祉士・歯科衛生士等が対象の資格だ。
詳細こちら>>東京糖尿病療養指導士認定機構
また、受験対象資格については、今後変更となる可能性があるそうだが、現状では、日本糖尿病学会専門医か、日本糖尿病学会の会員である医師の指導がなくても受験することができる。
平成26年の厚生労働省による調査によると、糖尿病の患者数は316万6,000人。多くの人が罹患している国民病である。
糖尿病ケアに日頃より携わっているセラピストは、是非受講を検討してみてはいかがだろうか。