「吸わない勇気」| 禁煙と肺がんの関係性

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今、世の中を騒がしている禁煙法案。

今後どのように進展していくかはまだわからないが、禁煙は本当に健康へのステップとなるのか?

禁煙と肺がんの関係性を呼吸器内科医で公衆衛生学が専門の和田裕雄・順天堂大准教授に解説してくれている。

 

喫煙は肺がんの原因であるにもかかわらず、喫煙率が低下しているのに、肺がんの死亡数が増加している、という一見矛盾する現象が見られます。

Yahooニュース:肺がんは禁煙しても減らないは本当か?

 

 

喫煙率↓でも肺がんの死亡数↑の理由には以下の3つが考えられるようだ。


(1)喫煙あるいは禁煙の効果が表れるまでには長い期間を要すること。

(2)医療の進歩により他の病気による死亡が減少し、高齢化社会が到来したこと。

(3)高齢者は若年者と比較しがんを発症しやすいこと。

 
 

和田裕雄准教授は次のように話している。

「喫煙率が減少しているのに、肺がん患者は確実に増えている。喫煙率と肺がん発症または死亡との間に関係はあるか」という問いには、「禁煙と肺がんは関係があり、実は肺がん患者は減少している」と結論付けています。

 

別にこんな記事もある。

 屋内の全面禁煙について、株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントが首都圏の20代から70代の男女1,800人に意見を聞いたところ、全体の賛成率は喫煙者が17%、非喫煙者が70%という結果になりました。

QLife:屋内の「全面禁煙」、20代の賛成少なく

 

屋内の全面禁煙について、まだまだ賛成の声は少ない。

愛煙家にとっては、悩ましい問題でもあるだろう。

たばこを吸わない人が他人のたばこの煙にさらされる受動喫煙は、肺がんリスクを高めるなどの健康被害も報告されている。

どちらにも言い分はあるだろうが、健康への被害を少しでも減らしていきたいもの。

厚生労働省の調査でも、健康への意識は高まっており、これからますます禁煙の波はやってくるだろう。

療法士のみなさまにもぜひ目を通していただきたい。

 

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