認知症の人が働く「注文をまちがえる料理店」が、Twitterで多くリツイートされ、話題に上がっているー。
認知症のひとたちが働く「注文をまちがえる料理店」のプレオープンに行って来ました(^^)
— 工藤瑞穂(soar編集長) (@mimimizuho) 2017年6月4日
ジュンヤくんはおばあちゃんにハンバーグを注文したんだけど、見事に餃子が来て大笑いしました笑 pic.twitter.com/TshX6wOMml
「注文をまちがえる料理店」は「マギーズ東京」が6月3日、4日の期間限定でOpenした料理店である。
料理はプロの料理人が作り、運営はテレビ局や広告代理店などに勤める人が全てボランティアで行っており、収益は得ていないそうだ。
この企画の実行委員を務めるテレビ局ディレクターの小国士朗さんは次のように話す。
法律や制度を変えることももちろん大切だと思いますが、私たちがほんのちょっと寛容であることで解決する問題もたくさんあるんじゃないか。
間違えることを受け入れる、間違えることを一緒に楽しむ。そんな新しい価値観をこの不思議なレストランから発信できればと思います。
詳細を読む(引用元):Yahooニュース!
これこそ、これからの時代の介護やリハビリにも必要な視点ではないだろうか。
私たち医療職は、ついマイナス面をいかにゼロに近づけていくかと考えがちである。マイナスをマイナスとして捉えないというのはとても新鮮な発想である。これからますます在宅にシフトしていく中で、高齢者が地域の中でどのように生活していくか。その環境作りこそ社会のニーズであり療法士にも求められている。
なお、「注文をまちがえる料理店」は、今後クラウドファンディングなどで資金調達し、9月に本オープンを目指しているそうだ。
ぜひ次の機会には、注文したものとは"違う"料理が届くのを期待して行ってみてはいかがだろうか?