今月25日、中医協の総会で、来年度の診療報酬改定に向けた議論が行われた。改定は半年後に迫っており回復期リハビリに関してより具体的な施策が検討されている。
検討内容は以下。
■ 回復期リハ病棟のアウトカム評価、次期改定で厳格化すべきか
■ 回復期リハビリ病棟の「管理栄養士配置の評価」(加算など)
■ 回復期リハビリ病棟退院後、早期の患者について疾患別リハビリ料の標準的算定日数上限の対象外とする
■ 回復期リハビリ病棟のリハビリ専門職専従の取扱いを見直し、退院後リハビリの提供しやすい環境を整える
詳細を読む:http://www.wic-net.com/pdftmp/3133_1_1_1509053582.pdf#page=29
来年度の診療報酬改定は、先日厚生労働省の鈴木康裕医務技監が大幅なマイナス改定になる可能性について言及されている。
ただし、当然医療が必要な方には提供されるべきであり、そこには適切な診療報酬が与えられる必要がある。
現在、回復期リハビリ病棟から在宅へ移る際にスムーズに訪問リハビリへの移行ができた方にはよりADLの改善が得られているという報告がある。
回復期リハビリ病棟退院後、早期の患者について疾患別リハビリ料の標準的算定日数上限の対象外とすることについて、支払側委員も特段の異論を唱えておらず、2018年度改定での見直しが濃厚と言える。