普段何気なく通っている道。しかし、それは車椅子利用者にとっては、少し困難を感じるのかもしれない。そのような悩みを解決するため、全国、全世界の車椅子利用者が自ら投稿し、バリアフリーマップを作っているアプリがある。
「WheeLog!」は、遠位型ミオパチー患者の団体代表で、自らも車椅子を利用している織田友理子さん(37)が発案。あのグーグルのバックアップも受けている為、アプリ内でも「グーグルマップ」が使用されている。
記事では、実際にアプリ使用したら繁華街などの複雑な場所でも、通れる道を確認できるようになったなどの体験談が述べられている。
この「WheeLog!」は、実際に通行したり、他の利用者が通った道が色付けされる。多数の利用者が通った道は、色が濃く反映される為、誰でも通れるという事が一目瞭然だ。
また、お店やトイレがバリアフリーであったか、エレベーターやスロープの有無なども検索する事が出来る。もちろん、そのお店の味や雰囲気も“つぶやく”事ができ、様々な情報が集約されている。
さらに、使用している車椅子のタイプも登録できるため、実際に通行した人の車椅子のタイプを確認する事で、自分の車椅子でも通れるか判断できるなど、非常に便利な機能もついている。
「WheeLog!」内ではミッションもあり、クリアしていくと階級が上がって行くシステムだ。最後のミッションをクリアすると運営から特別なご招待があるそうで、外に出掛けるのが楽しみになる。
2020年の東京オリンピックでは、国内外から多数の障害を抱える人が訪れる。その際、わかりやすいバリアフリーマップが必要になる為、国土交通省も障害を持つ人に役立つサービスづくりを支援していきたいと語っている。
担当の患者様やクライアントに車椅子の利用者がいれば是非、紹介してみてはいかがだろうか。