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臨床家園部俊晴としてのこの出版社への熱い想い!
園部先生 リハビリ業界の書籍の大半は、養成校の教員が書いたものです。教員の書いた基礎医学を中心とした書籍はすごく大事だし、否定は何もありません。ただ、この業界には本物の臨床家が書いた書籍がやっぱり必要だと思ったし、臨床の現場から生まれた臨床に役立つ書籍を出版していきたいと思うようになりました。
そういう想いがあって、この「運動と医学の出版社」という出版社を設立することになりました。ですから、運動と医学の出版社の書籍は、私が「本物」と思った臨床家の書籍だけを出版していきたいんです。売れることも重要ですが、そこにだけに焦点はないんです。この出版社の焦点は、本物の臨床家が書いた臨床の現場に真に役立つ書籍を出版することなんです。ほとんどのの医学系出版社は、誰が本物の臨床家すら分かりようがありません。だから、臨床家の視点で私が「本物」と思う先生に原稿を依頼しています。
こうした想いを積み重ね、最初に私の師匠であり、世界最高の理学療法士だと思っていた入谷誠先生の「入谷式足底板 ~基礎編~(DVD付)」という書籍を出版しました。また、日本初の日本人インストラクターが執筆した「脳卒中後遺症者へのボバースアプローチ〜基礎編〜」も出版できました。それ以外にも福井勉先生の「皮膚テーピング〜皮膚運動学の臨床応用〜」、赤羽根良和先生の「肩関節拘縮の評価と運動療法」、林典雄先生の「林典雄の運動器疾患の機能解剖学に基づく評価と解釈」、荒木茂先生の「マッスルインバランスの理学療法」、そして私が書いた「リハビリの先生が教える「健康寿命が10年延びるからだのつくり方」」の書籍など、膨大な時間を費やしましたが、本当に臨床に役立つ書籍を出版できたことにとても満足しています。また、最近では体幹機能の権威である鈴木俊明先生の「体幹と骨盤の評価と運動療法」の書籍もかなりディスカッションしながら出版することができました。
こうやって本物の臨床家が書いた書籍を、臨床家の視点で出版していきたいという想いがこの出版社にはあるんです。その強い想いがあったからこそ、こんなド素人が何も分からずに、一から出版社を始めたにもかかわらず、ここまで10年間続けられたのだと思います。こんな小さい出版社なのに、1番売れた本は2万部近く売れたんですよ。この業界が20万人しかいないんだから、その凄さがわかると思います。それと嬉しいことに海外出版もすでに6冊決まっているんですよ。(^_^)
運動と医学の出版社の注目書籍