国立国際医療研究センターが、健診結果を用いて将来の糖尿病発症のリスクを予測するシステムを株式会社教育ソフトウェアと共同開発した。
▶︎ 糖尿病リスク予測ツール
このシステムの対象は糖尿病と診断されたことのない30歳から59歳までの方。約3万人の健康診断データをもとに、AIを使って開発された。
年齢・腹囲・体重・血圧など12項目を入力すると、3年後に糖尿病リスクをパーセンテージで表示する。さらに追加で血液検査の項目を入力すると、精度が高い結果が表示されるようになる。
パーセンテージの他にも、エビデンスを元にした生活習慣指導のアドバイスも表示。例えば、「あなたは非喫煙者ですが、他人のタバコの煙を吸うことで生活習慣病のリスクが高まります。そうした機会を避けましょう。」といったものだ。
同センターのホームページには、医療従事者向けの糖尿病情報や、EBM論文情報についても紹介している。