今回は、理学療法士が趣味に対して全力で楽しむ為の全力の分析をしてみようのコーナーをさせて頂くことになりました。テーマは"釣り"についてです!マニアックな記事なので、もし、お時間がある方は、最後まで読んで頂けたら幸いです。
筆者の趣味は釣りです。休みの日、平日のリハビリを終えた後、大体、釣りに行っています。
釣り人であれば、一日中、釣りをするなんてことよくありますよね?忙しいサラリーマンでもなければ、チョイ釣りなんて事は珍しいですよね。または、普段はチョイ釣りだけど、友達と一緒に釣行する日は、一日中釣りなんてことありませんか?
そうすると、身体が疲労してしまいます。特に腕や足腰なんかは投げ過ぎや立ちっぱなしや歩くことで疲労しています。
そんな時に簡単に出来る"手の疲れ"のリセット法を紹介します。投げる際にどうしてもリールを把持して、固定せずに投げると方向が安定しません。
一般的に、釣りの握り方は写真のように、人差し指、中指、薬指でリールを下から支え、親指で上から抑えるように握ります。
更にいうと、投げた、ルアーや仕掛けをアクションさせる際には手首の背屈+橈屈をこれでもかというほど繰り返します。反対に掌屈+尺屈パターンもあります。なんか、PNFみたいですが、結構これが過酷です。
これを一日中続けると、長橈側手根伸筋や短橈側手根伸筋がメカニカルストレスを受けるため、疲労してきます。これをマッサージすることで、疲れがリセット出来ます!
以下が方法です。
①まず、写真のように手を真似して下さい。
②親指の延長線上で肘に近い部分で、膨隆してきる筋肉が長・短橈側手根伸筋になります。 ※ ただし、自分でする場合は、揉む側の手が疲れないようにしないといけないので、やり過ぎに注意です!痛気持ちいい範囲でやるのがポイントですね。是非、お試しあれ。
釣りは酷い場合は、腱鞘炎や上腕骨外側上顆炎を引き起こします。仮にこの状態になると、医学的治療が安静が必要になるので、当然釣りは行けません。こうなったら、、、と考えるだけでも辛いです。一次予防、大事だなとしみじみ思います。
こういった趣味を分析することは、視点は普段の臨床の思考に非常に役立ちますので、趣味をお持ちの方は是非、1度分析してみては如何でしょうか??