2019年4月7日に開催された「動きを視覚化するプログラミングワークショップ 」で、医療現場でのデジタルアートで使用するビジュアルプラグラミングを体験してきました。
私が参加した目的は、デジタルホスピタルアートを知って
✔デジタルホスピタルアート?近代的でカッコいい!
✔対象者がもっと活動的にリハビリに参加できそう
✔これができたらモテそう!
などと考えながら参加しました。
講師の先生はデジタルアートで活躍されている吉岡純希先生です。
吉岡純希先生プロフィール
集中治療室系と在宅で計5年ほど看護師として働き、臨床経験をもとにテクノロジーの医療現場への応用に取り組む。2014年より病院でのデジタルアート「Digital Hospital Art」をスタートし、患者・医療スタッフとともに病院でのプロジェクションマップや、身体活動性に合わせたデジタルアートを制作・実施。2015年から、慶應義塾大学にて看護と3Dプリンタに関する研究「FabNurseプロジェクト」に関わっている。
▶https://www.digitalhospitalart.com/
当日の様子
プログラミングと聞いて「プログラミングなんてやったことないし...」と不安に感じる方もいらっしゃると思います。私も似たような不安を抱えていましたが、今回はすべての参加者がビジュアルプログラミング未経験であり、インストール作業からワークショップは始まりました。
みんなでインストール作業をしています。当日はこれが一番たいへんだったかも...
インストールも終わりましたので、いよいよビジュアルプラグラミングの世界を体験していきます!
ビジュアルプラグラミングでは主に「vvvv」というプログラミング言語を使用しています。ちなみに読み方は「ブイブイブイブイ」や「フォーブイ」と呼ばれているようです。
vvvvは、ビジュアルプラグラミングと呼ばれるスタイルで開発行います。(中略) その名の通りプログラムをビジュアル (視覚的)に作ります。プログラムの構造や流れがグラフィカルな図形や線で表されるので、テキストに比べて理解しやすいです。
vvvvのもう1つの大きな特徴は、全ての処理がリアルタイムで行われるということです。
出典:vvvvook
つまり、自分が表現したいものが完成していく様子を楽しむことができます。
すぐに処理が実行されるのはvvvvならではの魅力!
参加者のみんなでペースを合わせながらプラグラミングを進めていきます。吉岡先生は小学生を対象にvvvvワークショップも開催しているので、教え方がとてもうまく誰も遅れることはありませんでした。
そしていよいよ、簡単ですが作品が完成しました!私もうれしすぎてTwitterに投稿しています。
めっちゃヌルヌル動いてる pic.twitter.com/GOOHzuF0lv
— 春日部のハーヴィー@リハ本書評 (@kuuu_chankonabe) 2019年4月7日
マウスの動きやクリニックに合わせて四角が動いています
このツイートだけみてもなんのことだかわかりません笑
そして、いよいよ最後に「動きの視覚化」です。
手や体全体の動きで反応するセンサーを用いて、画面上のアートが変化していきます。
これに私はとても感動したので、あえて体験している画像は掲載しません。体験することをオススメします!自分の動きが目で見ることができる、これはきっとリハビリの意欲につながると思いました。
キネクトも体験させてもらいました!姿勢を読み取り、奥の画面にその場で反映されています。
このワークショップ参加者の声
✔はじめてプラグラミングでしたが、楽しくできました!
✔この技術を自分の施設でも使ってみたい!
✔ぜひ継続してワークショップを開催してほしい!
あっという間の4時間のワークショップが終了し、デジタルアートとリハビリテーションの新しい可能性を感じました。私も現在vvvvを学習中で、いつかの日かデジタルアートを実際のリハビリを行う臨床場面で活用することが目標です。
最後に
イベントレポートを最後まで読んでいただきありがとうございます。ご意見・ご感想はTwitter (kuuu-chankonabe)までお願いします!