今月4日「科学的裏付けに基づく介護に係る検討会」にて、新たな介護サービスのデータベース「CHASE」に関して、30の「基本的な項目」と47の「目的に応じた項目」の方針が取りまとめられた。
◆ 総論
・被保険者番号
・事業所番号
・総論
・性別
・生年月日
・既往歴
・服薬情報
・同居人等の数
・本人との関係性
・在宅復帰の有無
・褥瘡の有無やステ ージ
・ Barthel Index
◆ 認知症
・認知症の既往歴等
・DBD13
・Vitality Index
◆ 口腔
・食事の形態
・誤嚥性肺炎の既往歴等
◆ 栄養
・栄養補給法
・提供栄養量_エネルギー
・提供栄養量_タンパク質
・主食の摂取量
・副食の摂取量
・血清アルブミン値
・本人の意欲
・食事の留意事項の有無
・食事時の摂食・嚥下状況
・食欲/食事の満足感
・食事に対する意識
・多職種による栄養ケアの課題
言わずもがな、介護保険は社会保険費の一部であり、国の税金で賄われている。高齢者の尊厳を保持し、自立した日常生活を支援することを理念とした制度であり、介護もリハビリテーションの一部である。どのようなサービスを提供することで、上記のアウトカムにいい影響があるのか、まずはデータを蓄積することで検証することとなる。
報酬のインセンティブのあり方についても、これらの結果を踏まえつつ審議会などで協議していく予定だ。