理学療法士協会・連盟 共に今夏の参議院選挙の総括を発表

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今年、7月に行われた第25回参議院議員通常選挙にて、自由民主党から立候補していた田中昌史先生、日本維新の会から立候補していた山口和之先生が共に落選という結果となりました。

 

・田中まさし 99,585票

・山口かずゆき 41,903票

 

今月になって、理学療法士協会・理学療法士連盟の両団体から今回の選挙に関する声明が発表されています。

 

今夏の参議院選挙において、日本理学療法士連盟(以下、連盟)並びに本会会員諸氏の多 大なるご支援にも関わらず、連盟の組織内候補者である「田中まさし」氏が落選したことは、 非常に残念なことでした。また、本会にとっても大きな打撃となっており、すでにその影響 が出始めています。

(中略)

政治的な影響力のなさが、社会的立場の弱さにつながっているのです。 弱いからこそ、会員を増やし、団結し、与党に自前の政治家を多数輩出し、そして主張して、理学療法士を誇りある医療職にしていかねばなりません。弱いからこそ、政治に参加し、政策を作る政治家を決める制度(選挙)の中で繰り広げら れる競争に勝たねばならないのです。負けた今こそ、今回の経過・結果について分析を行い 勝てる組織を作り上げられるよう、唯一残った現職の連盟の組織代表議員とともに、本会・ 連盟として体制を整えてまいります。

引用元:今夏の参議院選挙を終えた本会としての総括について|日本理学療法士協会

1. 選挙違反の疑いについて

東京新聞で公職選挙法に抵触する可能性について取り上げられた誓約書は「公選法を遵 守したうえで、連盟が立て替えた費用について返還する(要約)」ことを記載したものとな っており、公職選挙法違反に該当するものではありません。しかしこのような条項が誤解を 招くとの指摘もあり、弁護士に相談し、上記趣旨をより明確にするために誓約書を改訂して いたのにも関わらず報道されたので驚いています。

 

2. 連盟通常活動の不足

連盟ではルールに従った方法によって組織代表を選びました。その選出方法や過程及び 結果について連盟会員には伝えてきたのですが、最大の支持母体である日本理学療法士協 会会員への周知が不十分でした。連盟会員数が少なく、連盟に財力がないこともこの事態を 招いた一因です。

 

3. 現職議員が組織代表になれなかった理由について

本来、現職議員を組織代表として選挙戦を戦うのが有効です。しかし、もっと大事なこ とは議員 6 年間の任期中に何を成したかです。紙面を使った国会報告、土日を使った会員 への直接報告、施設巡回による会員の意見聴取等が大切です。また、組織代表から漏れた ことを踏まえて、参議院議員選挙の全国比例選挙には立候補しないことを当時の秘書を交 えて山口前議員と約束をしていました。この約束違反は想定外の出来事でした。

 

4. 選挙戦術について

今回の選挙では前回の選挙と同様に名簿集め、そして電話かけを中心に行ないました。 平均年齢 33 歳の連盟及び協会会員の個人情報を重視する志向性やオレオレ詐欺の蔓延を考 えると有効な手段であったか疑問が残ります。

引用元:今夏の参議院選挙を終えた連盟としての総括について|日本理学療法士連盟

 

日本理学療法士連盟は、今年4月に広報誌にて、理学療法士で元参議院議員だった山口和之氏(以下、山口氏)の政治活動支援を行わないことを発表し、私たちは山口氏と連盟側に何かしらの深い溝があることを知ることとなる。

 

 

その後、選挙期間中には、理学療法士協会から全国の協会員宛てに山口氏のツイートに関して「事実無根だ」という旨のメールが配信され、それに対して山口氏側もtwitter上で反論。結果としては両者共に落選の結果となったわけだが、これまでの騒動を見ていたユーザーからは「組織内で仲違いしているから、最悪の結果となった。」「選挙期間中に確執が上がってくる時点で危機管理能力ができていない」などといった連盟に対する厳しい声が上がった。

 

現在、理学療法士議員は衆議院議員の小川かつみ氏の一名のみ。

 

理学療法士の政治力は弱体化し、診療報酬改定が頻繁に行われる時代において厳しい局面に立たされていることを自覚しなければならない。

 

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