内科呼吸器疾患に対するリハビリテーションのエビデンスと実際 CLINICAL REHABILITATION
■内科呼吸器疾患に対するリハビリテーションは,比較的エビデンスが確立されている分野である.Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease(GOLD)等が毎年のようにアップデートされ,インターネットから入手可能である.わが国においても,運動療法,患者教育に対する呼吸リハマニュアルが出版されている.『COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第4 版』においても呼吸リハは非薬物療法に位置付けられており,呼吸器内科医の関心も高い.内科呼吸器疾患に対する呼吸リハは主として欧米で発展したため,対象疾患はCOPD であることが多いが,わが国では肺結核後遺症のような非COPD 疾患も多いことから,非COPD 疾患に対する呼吸リハも盛んである.また,臨床においては,現実としてエビデンスだけで治療を完遂することはできないため,エビデンスを基に実際にどのようなリハを行うかが重要である.
■オーバービュー 黒澤一
COPD 患者に対する運動療法の実際 石川朗 沖侑大郞・他
COPD の栄養療法の実際 藤田幸男 吉川雅則・他
COPD の教育と指導の実際 笠井史人
非COPD 疾患のリハビリテーション 渡邉文子 近藤康博
医療・介護関連肺炎(NHCAP)のリハビリテーション 太田喜久夫(出典:ishiyaku.co.jp)
特集:根拠とコツが一目でわかる リハビリナースがする口腔ケアリハビリナース 2014年5号
■<A 総論>
◆1 オーバービュー:食事介助技術の重要性と課題
NPO法人 口から食べる幸せを守る会(R) 小山珠美
◆2 早期経口摂取開始の意義と長期絶飲食の弊害
玉名地域保健医療センター 前田圭介
◆3 食のQOLを高める食事介助の基本技術
日本赤十字広島看護大学 竹市美加 ほか
<B 事例>
◆1 高齢誤嚥性肺炎ハイリスク患者への早期経口摂取開始のためのアプローチ
川崎幸病院 甲斐明美
◆2 不良姿勢患者の自力摂取へ向けたアプローチ
川崎医療福祉大学 黒住千春
◆3 認知症患者の食事摂取量拡大へのアプローチ
熊本リハビリテーション病院 嶋津さゆり
◆4 重度嚥下障害者への代償法を活用したアプローチ
川崎医療福祉大学 池野雅裕 ほか
◆5 急性期医療から福祉施設への継続アプローチ
日本医科大学 多摩永山病院 黄金井 裕(出典:fujisan.co.jp)
胸部X線診断〜肺感染症・肺癌・間質性肺炎、ICU症例での読影を学び、胸部X線の重要性を見直す!レジデントノート
■あなたは,患者さんの胸部X線写真を見て,「大丈夫です.異常はないです」と自信をもって言えますか? 自分は今でも胸部X線の読影は怖いと思っています.1つの判断ミスで肺がんを見落としたり,判断を誤ったりする可能性があるのです.検診目的で撮影したX線で肺がんを見落としたら翌年には進行肺がんになっている可能性が高いです.それでは,全部CT画像を撮ればよいではないかと思われるかもしれませんが,CTは被曝の問題があることを忘れてはいけません.
医師として,侵襲性の低い検査から行い,さらなる検査が必要かどうかを判断するのが正しい姿勢です.X線写真は,ルールに従い,きちっと読影すれば非常に有意義な情報を多く得ることができます.本特集では,胸部X線の読影の基本から一般臨床でよく遭遇する疾患を中心に,読影のポイントをわかりやすく解説したいと思います.(出典:yodousha.co.jp)
心不全のすべて 2015年 03 月号 [雑誌]: 診断と治療 増刊
I 総論
1 日本人・海外における心不全の実態/吉田賢司・他
2 心不全における病態生理―分子生物学から得られた新しい考え方/八木宏樹・他
3 心不全の診断―症状,身体所見,基本的検査/川崎雅規・他
4 心不全のステージ―ステージA~Dにおける治療の考え方/猪又孝元
5 急性心不全の初期評価と治療/波多野 将
6 慢性心不全に対する治療戦略/絹川真太郎
7 収縮不全を伴う心不全/髙濱博幸・他
8 収縮能が保たれた心不全HFpEF/大門雅夫
II 心不全評価のための検査
1 胸部X線所見の読み方とコツ/大石展也
2 心電図診断―読み落としをなくす工夫/假屋太郎
3 心不全診療のための心エコー図検査
1)基本的な読み方,とり方/安田理紗子・他
2)拡張能をいかにとらえるか/中尾倫子・他
4 血液検査の使い方,読み方 etc..(出典:shindan.co.jp)
内部障害患者に対するレジスタンストレーニング 理学療法 第32巻第6号
2000年前後から,わが国では,米国の影響などもあり,それまで,「筋力トレーニング」,「ウェイトトレーニング」,「ストレングストレーニング」と個別に称していたものが,「レジスタンストレーニング」(resistance training)と総称されるようになった.レジスタンストレーニングの研究の成果として,「筋力,筋パワー,筋持久力を高めること」,「骨量や結合組織の強度が増すこと」に加えて,「血圧,耐糖能,血清脂質,体脂肪分布を含めた体組成に有利に働くこと」などの効果が報告されている. 重症心疾患患者を例に挙げると,活動制限や骨格筋への血流不足により筋量が減少し,軽度の運動で息切れが生じ運動能力が低下するという流れを食い止めるには,筋量をある程度増加させる運動を行う必要があり,レジスタンストレーニングの役割が認識されている.他の内部障害患者にもレジスタンストレーニングが活用されている. 本特集は,内部障害患者に対するレジスタンストレーニングに焦点を絞った内容構成とする.まず総論として,国際的動向も交えて,内部障害患者の理学療法におけるレジスタンストレーニングのあり方について述べていただくこととした.
次に,各論として,心疾患,呼吸器疾患,末梢動脈疾患,腎疾患,糖尿病のそれぞれの患者に レジスタンストレーニングを実施し知見を得ておられる方々に,レジスタンストレーニングを用いる目的,トレーニングの実際およびトレーニング実施の際の留意点,トレーニングの効果などについて述べていただき,今後の課題についても述べていただくこととした.(出典:Amazon.co.jp)
血液検査の悩みや疑問、解決します! 数値だけにとらわれない総合的な考え方 レジデントノート 2014年7月号
■目次:1.血算の読み方
〜血小板15,000!あっ,どうしよう…【佐藤博之】
2.生化学検査の考え方
肝・胆道系酵素検査
〜AST上昇! 肝機能障害で…いっ,いいの?【大澤陽介/木村公則】
腎機能検査 〜Creは正常範囲ですので,腎機能は正常です.うっ,見落とし?【篠原明成/花房規男】
LDHの解釈(重要疾患の入り口)
〜LDH 9,800! えっ,なにこれ?【石井 彰/菅原 斉】
3.凝固検査の考え方
〜APTTとPT.おっ,片方だけ異常値?【宮﨑浩二】
4.脂質代謝検査の考え方
〜HDL-CにLDL-CにTGに…かっ,かたっぱしから検査?【能登 洋】
5.炎症反応の考え方
〜CRP高値! きっ,基準値以上だから抗菌薬?!【的野多加志/大曲貴夫】
6.検査値の正常範囲の考え方
~正常上限を少し超えている.くっ,区切りに意味はあるの?【野口善令】(出典:yodousha.co.jp)
発熱患者を診る!診断のための基礎知識と初期対応 レジデント 2014年10月号
〈目次〉 1. 発熱患者診療の基本原則とは
2. 外来に発熱患者がきた~最初にすることは?~
3. 入院患者が発熱~最初にすることは?~
4. 炎症マーカーってどう使うの?
5. 発熱患者に皮疹があったら!
6. 関節痛を伴う発熱患者はどうする?
7. 頭痛を訴える発熱患者の対応は?
8. 発熱+下痢をみたら!
9. 帰宅させてはいけない発熱患者
10. 海外旅行から帰ってきた人が発熱,どうする?
11. 手術後の患者が発熱した!
12. 不明熱って何?(出典:fujisan.co.jp)
キーワード ♯書籍 ♯雑誌 ♯呼吸 #内部疾患 #肺