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理学療法士(PT)重田美和先生-女性医療クリニックで働く骨盤底トレーニングのスペシャリスト-

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トレーニングの流れについて

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POSTインタビュアー:現在は1日何人くらい診ておられますか?

重田先生:日によりますが、一人30分で1日10〜14人,完全予約制の個別対応で30分5400円です。

個別指導が卒業した人は集団クラスに移行してもらいます。

骨盤底筋はいきなり集団で出来るようなものではないので、しっかり個別対応して、ある程度応用が利くようになった人は、ボールでのエクササイズなどの応用練習を取り入れていきます。

POSTインタビュアー:流れとしてはどのようになっていますか?

重田先生:初診の段階で、骨盤底トレーニングを希望される方は初診の同日にドクターと理学療法士を行う人もいますし、初診の段階でわからない方は、初診の後にドクターが指示を出すという形ですね。

ドクターの診察はいらないからトレーニングだけ受けたいという人も時にはいますね。電話で初診予約をしてもらってという形です。

POSTインタビュアー:実際の患者さんはどのような方が来られるのですか?

重田先生:一番多いのは腹圧性の尿漏れと骨盤臓器脱、次に過活動膀胱や頻尿、骨盤部痛症候群,女性性機能障害ですね。女性性機能障害の方はまずは先生が診察をして、心理的に深く関係するので難しい面もあるのですが骨盤底に問題があるだろうと先生が判断した人はこちら(理学療法)にきますね。

POSTインタビュアー:尿漏れ以外ではそのような方が来られるんですね。

重田先生:むしろ純粋な尿漏れのほうが少ないかも知れません。骨盤臓器脱など併発している場合が多いです。

POSTインタビュアー:症状があって来る方のほうが多いんですね。お産後で骨盤を締めたいから来ましたという方は?

重田先生:そういう方も時々います。特に症状はないが、トレーニングを予防的にやりたいという方もいますね。

POSTインタビュアー:方向性としてほとんど運動器じゃないですか。運動器リハで算定出来そうなんですが、施設基準的に取れないんですか?

重田先生:施設基準の問題ではなく,泌尿器疾患はまだリハビリテーションは保険適応外なんです.

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この分野でPTとしての強み

インタビュアー:理学療法士だからこそ、という分野や強みなどはありますか?

重田先生:私が関わっているのは女性泌尿器疾患で骨盤底機能障害が主ですが,診かたや考え方は何ら整形外科疾患などの他疾患と変わりありません.

評価をして,何が問題かを考え,その患者さんの生活全体をみていきます.ただ,骨盤底という特殊性はありますよね.理学療法士が陰部を見たり触ったりすることは他ではまずないでしょうから.

看護師の分野も「骨盤底筋体操」をやってきているが、それと私がやっている骨盤底トレーニングとどう差別化があるのか。どちらが良い悪いではないがPTとしてより良く介入出来ることは何かを常に考えています。

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インタビュアー:治療をしていて、外科的な処置が必要な場合はドクターのほうに戻すんですか?

重田先生:そのようなケースも多々あります。例えば骨盤臓器脱だったらトレーニングだけで良くなるということではなくて、臓器脱のレベルが1〜4のレベル(1が軽い)あって、1・2はなんとかトレーニングでいけるけど、4はトレーニングだけでなんとか出来るものじゃないので、opeが適応となります。

膝などと一緒ですよね。膝だって靭帯が切れてグラグラなのに、リハビリだけしましょうってならないでしょ。

あと尿漏れは、漏れが多くても困らない人は手術しないし、ちょい漏れでも凄く気になる人は手術するし、本人の困窮度を重視します.

インタビュアー:年齢の幅は?

重田先生:10代から95歳まで来ますよ。10代の方は増えてきていますね。13・14歳の子たちは、骨盤底が未発達なのに部活動でガンガン腹筋を鍛えてしまう。自分で鍛えるんじゃなく、部活の先生が男も女もなしに、ガンガン鍛えさせてしまう。そうすると中のコアが未発達なのに鎧だけ着せてしまう形なので、漏れてきてしまう。

そういうのも結局性差を学校教育がわかっていない。だから男も女も同じように運動させて問題が発生してしまう。難しいけど、専門的なところをアドバイス出来るといいですよね。お母さんを通して部活の先生に伝えてもらったりしています。

運動だけじゃなくて飲み方とかも関係するんですよ。例えば若い子は炭酸飲料とかたくさん飲むでしょ。炭酸飲料をたくさん飲んでいたりすると膀胱刺激があるので尿漏れが起こりやすいと言われています.そういう生活指導も重要なんです。

インタビュアー:通院する頻度やゴール設定は?

重田先生:自費ということもあり,だいたい月に1回ですね。平均をとると3〜4回で骨盤底の選択的な運動は出来るようになり,症状もそれくらいには治まり、卒業となるパターンが多いです。あとは本人との話し合いで継続を決めていきます.

機能的には良いし、もう卒業でも良いですよと伝えても、不安な方は10回も20回も来ますね。ほとんど話をしにくる方もいます。でもそれはご本人が希望されて来院しているので、本人の満足度が得られてそれでQOLが維持されるならばお受けしています。

あとはこの人もっと継続した方がいいなと思っても、来なくなる人もいますよね。でもそれはそれでご本人の意思によるところですから.

(第4回へ続く・・・)

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重田美和先生経歴

理学療法士として虎の門病院勤務後,理学療法士養成校の教員を経て,名古屋大学大学院に進学.

大学院では女性の尿失禁について研究し,現在,医療法人LEADING GIRLS LUNA骨盤底トータルサポートクリニックで骨盤底機能障害に対するリハビリテーションを展開している.   

<資格

理学療法士

<所属>

 医療法人LEADING GIRLS LUNA 骨盤底トータルサポートクリニック

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キーワード

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♯ウィメンズヘルス ♯リハビリテーション

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