救急隊や地域医療の関係者だけでなく脳卒中患者や家族も、どこに行けばt-PAによる積極治療を受けられるかが分かるようになるー。

今月29日、日本脳卒中学会は同学会が認定した「一次脳卒中センター」の施設一覧をウェブサイト上で公開した。

▶︎ www.jsts.gr.jp/common/facility_psc.html

一次脳卒中センターは、急性期脳卒中が疑われる患者を24時間365日受け入れ・診断と、発症から4.5時間以内の脳梗塞に対してはt-PAによる治療が可能な施設と定義される。

2019年に施行された脳卒中・循環器病対策基本法により、脳卒中を含めた循環器病の診療体制について、「患者の居住地域にかかわらず等しく、継続的かつ総合的に行われること」が強く要請され、各二次医療圏に少なくとも1施設の一次脳卒中センターを設置することが目標となった。

2020年4月までに975施設が一次脳卒中センターとして認定されている。