"普通の理学療法士(PT)"が6年勤めた職場を退職し27歳で世界に出た理由 -連載第7弾-

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物事に対峙する際の心構え、所作

旅の様子

こんにちは!いつも記事を読んで頂きありがとうございます!現在、僕はアメリカのアルバカーキにいます。

ここでは世界一周の旅で得た経験や気づきが、リハビリテーション現場や社会一般でも通じると感じた内容を皆様にお届けしたいと思います。

今回、お伝えする内容は「物事に対峙する際の心構え、所作」についてです。

人前で話すのが苦手な先生方は、これを理解する事で大きな舞台での発表や重要なプレゼンテーションがより良いものになるかと思われます。

例えば、以下のAとBではどちらが好感が持てるでしょうか?

例えば、症例検討会での発表をする場合を想像して下さい。

学会発表

A.背すじは丸まり、声に張りが無く早口で、持っている原稿の手は落ち着かない。

B.背すじが伸び、回りを見わたす余裕があり、原稿は使わず自らの言葉で話をする。

同じ発表内容、同じ能力だったとして、後者の方が好感を持てより集中して議論に望めるとかと思います。

ここの両者の違いは何でしょうか?

それは『他者が抱く印象』です。

つまり、自分が起こす行動の質はそこに「対峙する際の心構え、所作」を意識するだけで関心を引き付け、好感を与えられという事です。

誰しも大きな舞台では、「自信」を持ち不安を取り除いた本来の力で臨みたいものだと思います。

そこで自分の能力を最大限に引き出しその成果を求めるのであれば、ここをコントロールする必要があると考えます。

旅の様子

例えば、誰しもが経験の中で他者の症例発表やプレゼンテーション、ディスカッション等を聴講しその雰囲気にぐっと引き込まれるような思いを抱いた事があると思います。

その人がどういう立ち振る舞いをとっていたか、間の使い方、声の使い方をしていたか。

これは他者を引き込み、より内容に集中させる為の「立ち振る舞い」の良いモデルとなります。

ここでの学びは、自分をその人と重ね客観的にイメージする事で、どのような「所作」をすれば対象者の集中が向くかという「心構え」を持つという事です。

勉強会

そしてそれをモデリングし「自信」に変えます。

「不安は相手に伝わる」ように「自信も相手に伝わる」のでいいイメージを持ち望むことが重要だと思います。

ただ大前提で必要な物は、提示する内容の充実さとその準備であり、これらが無いとただの「自信過剰」になってしまうので、ここの優先順位を間違えると意味がなくなってしまうので注意が必要です。

僕は病院勤務時代に多くの場所で発表する際や、現在行っている旅で企業にプレゼンテーションする際には、この意識を頭に入れて望んでいました。

旅の様子2

このように自分をコントロールするという事は、上記場面以外でも人格形成や物事を捉える際に冷静な判断を下せる事に繋がると思いますのでこの視点を念頭に置くことは重要かと感じております。

自分自身まだまだ未熟であり、よりよい「自分」になる為には一生成長が必要だと思います。

旅に出ると常に非日常な世界に触れ、自分と向き合う事が沢山あります。そこで得た気づきを発信することで少しでも皆様が健やかな人生を遅れれば大変うれしく思います。

人生悔いなく生きましょう!(第7弾に続く・・・・)

【柿澤氏よりアンケートご協力へのお願い】

現在「世界一周」の施術旅を元PT的な視点で実践されている柿澤氏ですが、旅を通して「バックパック」について理学療法士的な視点で関われるのではないかと気がついたと言います。

そういった背景の元、新しい取り組みとしてバックパックに関するアンケートを集計しています。

5分程で終わる簡単なアンケートですので是非ご協力の方よろしくお願いします!

アンケートはコチラから

柿澤健太郎先生 経歴

病院時代写真

【所有資格】

理学療法士

【経歴】

静岡医療科学専門学校卒業 (現在臨床7年目)、卒業後「フジ虎ノ門整形外科病院」にて急性期~回復期~外来を経験

御殿場南高校野球部帯同(2013~2014)

御殿場看護学校非常勤講師(2014)

勉強会団体「丸裸会」会長(2011~)

<バックナンバー>

連載第1弾:私が病院勤務を辞め、世界を目指したきっかけ

連載第2弾:旅の過程は「臨床推論」と同じ

連載第3弾:多くの療法士はまだ本気を出しきれていないのではないか?

連載第4弾:覚悟を持った行動が自分を成長させるチャンスとなる

連載第5弾:施術を通した「出会い」を大切にするために考えていること

連載第6弾:目標設定の必要性とそこに到達する為には

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