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【大阪市立大学】認知症などの病態解明に期待ー世界初、空間認識を支える脳情報の流れを解明ー

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大阪市立大学大学院医学研究科神経生理学の北西 卓磨講師、水関 健司教授らの研究グループは、さまざまな空間情報が海馬から海馬台を経て下流の 4 箇所の脳領域(側坐核・視床・乳頭体・帯状皮質)へと分配される脳情報の流れを世界で初めて明らかにしたー。

 

 ポイント

  • ・動物の生存にとって重要な空間認識において、海馬で処理される空間情報が下流の脳領域群へどのように分配・伝達されるかについてはこれまで不明であった。
  • ・「場所」「移動スピード」「道順」といった多様な空間情報は、海馬から海馬台を経て下流の 4箇所の脳領域へと、領域選択的・非選択的に伝達されることを解明した。
  • ・海馬を中心とした記憶・学習システムの動作原理解明や、海馬の機能異常が原因で起きる疾病の解明につながることが期待される。

 

▶︎https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/2020/210311

 

掲載誌情報

【雑誌名】

Science Advances

【論文名】

Robust information routing by dorsal subiculum neurons

【著 者】

北西卓磨(Takuma Kitanishi)、馬場良子(Ryoko Umaba)、水関健司(Kenji Mizuseki)

【大阪市立大学】認知症などの病態解明に期待ー世界初、空間認識を支える脳情報の流れを解明ー

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