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【脳卒中シリーズ】脳卒中と異常知覚-前編-

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お読みいただいてる皆さんありがとうございます。理学療法士の唐沢彰太です。脳卒中患者さんとのリハビリでは、色々な知覚異常を経験します。知覚自体が難しい人、表在感覚のみ鈍麻している人、しびれを感じる人などです。これらに対して、何を考え、どう介入するべきなのか苦手なセラピストは多いと思います。なぜ知覚異常は生じるのか?どうすれば改善するのか?ぜひご参考ください。

痺れ=神経は脳卒中には通用しない?

痺れと聞くと、最初に浮かぶのは頚椎症脊髄症やヘルニアによる神経圧迫が原因の痺れです。ビリビリ、ピリピリなど、電気を想像させる訴えが特徴的です。また、手袋を付けたような感覚の鈍さを訴えることもあり、患部の状態と訴える痺れの症状に相関があります。

 

一方で、脳卒中の痺れは患者さんによって訴える症状が異なります。視床痛の灼熱痛のような、相関の有る痺れではなく、「違和感」に近い症状が多いです。患者さんにどんな痺れか質問すると「これは痺れって言うのかな…」と、はっきり痺れと言えないようです。

 

では、どうしてその違和感を痺れと訴えるのでしょうか?

【脳卒中シリーズ】脳卒中と異常知覚-前編-

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