痺れ=神経は脳卒中には通用しない?
痺れと聞くと、最初に浮かぶのは頚椎症脊髄症やヘルニアによる神経圧迫が原因の痺れです。ビリビリ、ピリピリなど、電気を想像させる訴えが特徴的です。また、手袋を付けたような感覚の鈍さを訴えることもあり、患部の状態と訴える痺れの症状に相関があります。
一方で、脳卒中の痺れは患者さんによって訴える症状が異なります。視床痛の灼熱痛のような、相関の有る痺れではなく、「違和感」に近い症状が多いです。患者さんにどんな痺れか質問すると「これは痺れって言うのかな…」と、はっきり痺れと言えないようです。
では、どうしてその違和感を痺れと訴えるのでしょうか?