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【脳卒中シリーズ】筋と注意機能と深部感覚

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お読みいただいてる皆さんありがとうございます。理学療法士の唐沢彰太です。筋にはいろいろな役割があります。血流のポンプ作用や体温の維持などですが、その中でも深部感覚はリハビリテーションにおいても非常に重要な要素です。今回はこの深部感覚を、筋と注意機能の視点から紐解いていきたいと思います。

運動覚の情報源はほとんどが筋

筋には適切な張りが必要で、筋収縮や姿勢保持で大切な役割を持っています。この張りは、学生の頃の生理学の授業で習った、筋紡錘や錘内筋線維、α運動ニューロン、γ運動ニューロンが関与する<α-γ連環>などによって適正に保たれています。この張りは、臨床では筋緊張と表現されていて、脳卒中になると他動運動時には伸張反射の異常による抵抗感が出現します。

 

この筋緊張は、運動や姿勢保持だけではなく感覚の需要にも大きく影響を及ぼします。これは、関節がどれくらい曲がったのか、伸びたのかは、筋がどれくらい伸びたのかと言い換えることが出来るからです。

 

例えば、肘屈曲位から伸展した時には、上腕二頭筋などの肘屈筋群が伸ばされます。この時上腕二頭筋がどれくらい伸びたのかが、肘がどれくらい伸びたのかの深部感覚に非常に重要な情報源になります。

 

よって、

【脳卒中シリーズ】筋と注意機能と深部感覚

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