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入職して半年で訪問看護ステーションの管理職をする事になったPTが毎日ゲ〇吐きそうになりながらも考えぬいた

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訪問看護ステーション spito-スピット-で事業所長として働かれている理学療法士の馬場さんに『上司』として働いている日々の本音や大事にしている考え方についてお話をしてもらいました。

上司として、チームリーダーとして普段からどのようなことに気をつけていることは 

インタビューアー:上司として、チームリーダーとして普段からどのようなことに気をつけ ていらっしゃいますか?

馬場: 私の場合は 3 つのことに気をつけています。 1 つ目は『公正(フェア)』、 2 つ目は『判断』、 3 つ目は『余裕』です。

インタビューアー:政治家のマニフェストみたいですね(笑)具体的にはどのような事なん でしょうか?

馬場:確かにそうですね(笑)。実は自分自身の体験を通して、こんな上司にはならないぞ という思いがあってこの 3 つに至っています。 1 つ目の『公正』は相手(私)の言い分も聞かずに一方的に怒られたり、ダメ出しされたり した経験から来ています。

 

患者さんの言い分だけ聞いて怒られた経験がありませんか? 私は自分に非がある部分もあることも多かったのですが、完全に勘違いで怒られたりした ことも多く、その時に理不尽な扱いを受けたと強く心に残った経験がありました。なので、 そんな奴にはならないぞと思い今に至っています。 

 

「公正」であるように心がけていることとは

インタビューアー:それでも公正であることって難しいですよね?それぞれの言い分が間違 っていない時とかはどうしていますか?

 

馬場:確かによくあります。特にそれぞれの感情が絡むと途端に難しいですね。「私の腹が 立ったんだからしょうがないじゃないですか!」なんて言い分を聞くこともあります。

 

インタビューアー:なかなかの強者の論理ですね、、、その時はどう返したんですか?

 

馬場:確かに言い分としては「マジか・・・」と心の中では思いました(笑)。しかし、そ の時すぐに思ったのはその人にとっての事実はそうなんだなとも思ったのです。 ですので、私は「あなたは腹を立てたんですね、そんな思いになったんですね」と返答しま した。事実を認めて肯定も否定もせず、共感するように振舞いましたね。

 

その上で社会的に見た時や事業所としてあなたにこのように振舞ってほしい、考えてほし いと話したところ、納得してもらえました。今、振り返ると、その人は自分にも非があるこ とは感じつつも感情の置き所が見つかっていなかったのかなぁと思います。なので、一度吐 き出した後はこちらの話に聞く耳を持ってくれたのだと思いました。

 

私も以前怒られた時 にはそのような気持ちになっていたのかなと改めて考えるよいきっかけとなった出来事で した。私の中では『公正』であるということは、お互いの言い分を聞き、事実を認め、その 上で適切な対応ができる事だと思い日々『公正』であるように心掛けています。

 

インタビューアー:なるほど、相手の考えを聞き、感情にも寄り添う姿勢は大切ですよね。 今回は上司として大切にしている事の 1 つ目の『公正』について話していただきました。次 回は残りの 2 つ『判断』、『余裕』について聞かせてください。

 

馬場:はい!是非お願いします!

話してくれた人:馬場大輔-ババダイスケ-(35) 

理学療法士、入社半年で事業所長になり 3 年目。

好きな寿司ネタ はボイル海老。

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