これからの理学療法士の働き方ーAIで健康寿命延伸をサポートするー

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こんにちは!今回は、理学療法士6年目でヘルステックベンチャー企業に転職したKさんに、転職を決めた経緯や株式会社Sportipの魅力についてインタビューしました。

企業へ転職した理由

ー 今はどんな会社で働かれているのでしょうか。

加島さん:AI技術を用いた動作指導アプリケーションを提供する筑波大学発スタートアップ企業、株式会社Sportpで働いています。Sportipは、『全ての人へ可能性を最大化する指導を届ける』をミッションに掲げ、筑波大学の日本No.1のスポーツサイエンスノウハウや各専門家との共同開発体制によって構築した独自データセットと高精度の三次元動作解析アルゴリズムを通じて、個人の動作データ解析およびそれらに合わせた適切な指導を行うサービスを展開しています。

 

動作を伴う指導領域では多くの変数を用いた指導を行われなければならないものの、その大半は自分の経験や感覚に依存した指導が行われているのが現状です。個人の健康や競技の可能性を最大化するためには、個人の身体特性・身体機能・目的に応じた動作指導を行う必要があります。

 

ー たしかに、そのような運動指導現場での課題はありますよね。

加島さん:そういった課題を解決するために、私たちはAIの力を駆使し、個人の動作のデータ解析およびそれらに合わせた適切な指導を届けることのできる、一人に"ひとつ"のセラピスト・コーチを提供し、ヒトの可能性を最大化することを目指しています。

 

ー 病院から企業への転職は大きなキャリアチェンジだったと思いますが、病院勤務から企業に転職しようと思ったきっかけを教えてください!

加島さん:転職サイトに登録して、面談をしてみたのがきっかけです。面談は本当に軽い気持ちで受けてましたね(笑)求人を検索してみると、想像以上に多くのヘルステック領域の企業が理学療法士を始め、医療系資格を持っている人材を積極的に募集していました。

 

医療のIT化に伴い、現場と企業をつなぐことのできる人材が民間企業から強く求められているんだなと実感しましたね。実際に面談をしてみると、テクノロジーの力を使って医療現場を変えていくという壮大で熱意あるビジョン・ミッションに圧倒されました。

 

目の前の患者様を幸せにすることがセラピストの仕事だと思っていましたが、自分の資格や経験を活かし、”ものづくり” を通じてより多くの患者様やセラピストを助けることもできるんだと感じ、「理学療法士だから」「医療系資格を持っているから」といって、病院だけが転職の選択肢にはならないと選考を通じて気づきました。

 

ー なるほど、ちなみにSportipはどこで知られたのでしょうか?他の企業もみられたと思いますが、Sportipを選んだ理由を教えてください!

加島さん:求人検索サイトでヘルスケア/AI/動作解析に関連する仕事を調べているときにSportipを見つけました。興味を持ったきっかけは、大学院時代の研究領域である動作解析とマッチしていたことでしたが、社員さんの話を聞くうちにSportipのビジョンや将来の事業展望にワクワクしている自分がいました。

 

転職を決断した一番の理由は、Sportipのビジョンである「ゆりかごから墓場まで人の可能性を最大化する運動指導を届けていきたい」という考えに共感したこと。それを実現するために、コア技術の開発を着実に進めていたり、プロダクト開発だけでなく、研究開発も同時に進めていて確固たるエビデンスも構築していたこともSportipへの入社を後押しした理由でもあります。また、業務委託からスタートしたので、実際の業務内容イメージや会社の雰囲気を知った上で、入社するかどうかを決めることができたことも安心材料でしたね。

 

転職後の実際

ー どんな業務をやられていますか。

今は大きく3つあります。1つ目は、アプリケーション開発の企画です。お客様である施術者やトレーナーの方々から現場の課題をヒアリングし、自分の経験や知見を踏まえつつプロダクトの新機能や改善案を提案したり、エンジニアと連携してアプリの仕様を決定したりしています。

 

2つ目は、共同研究です。Sportipでは複数の大学と様々な共同研究を進めています。ご協力いただいている先生方とのやりとりから研究ロードマップを策定し、研究をリードしていくことも担ってます。分野も臨床医学系からスポーツ科学系など、幅広い研究に携わることができてますね。

 

3つ目は、企業との協業プロジェクトを担当しています。社会のDXを推進していくため、大手企業や自治体と連携しながら弊社の技術を活用した新規事業開発を行うためのサポート業務も行っています。

 

ー 幅広い領域で活躍されているんですね。どのような場面で理学療法士であることや臨床経験が活きていますか。

加島さん:現在開発をしている自社アプリは、理学療法士やトレーナーなど運動指導者が行う姿勢や動作の問題点を抽出して改善まで自動で行うサービスとなるので、理学療法士としての臨床経験や科学的な知見が活きていると感じています。

 

また、企業との協業案件も医療・ヘルスケア系のプロジェクトが多いため、理学療法士としての意見を求められることが多く、そういった専門性の観点でも自身のこれまでの経験が活きているなと感じます。また、共同研究においても大学院時代の研究経験や研究者とのコネクションもSportip内では希少なものであり、貢献できているなと感じますね。

 

ー どんなところにやりがいを感じていますか。

加島さん:自分が考えてつくったものが実際のプロダクトとして形となり、世の中にリリースされ、ユーザから実際に使った感想をいただいたりする時や、お客様からの問い合わせに対して、理学療法士であった経験を生かしてサービスを使ってもらうためのサポートができた時にやりがいを感じていますね。

 

また、カスタマーサポートを行う中で、自社のサービスによって私が病院時代に感じていた課題である「主観的な指導」が改善されていく瞬間を間近で体感できることは、日々のモチベーションになります。

 

ー プロダクトを通して、多くの人の健康に影響を与えられることはとても素晴らしいことですね!ちなみに、会社の雰囲気としてはどのような感じなんでしょうか?

加島さん:一人一人が日々新しいことに挑戦していて、努力を惜しまない会社です!上司から言われたことをこなすだけでなく、自発的に自分のやりたい分野ややりたいことに対して挑戦できるところが魅力だと思います。常に新しいことにチャレンジできるので、自分の成長を実感できると同時に会社・事業の成長も見ることができます。

 

また、いろんなバックグラウンドを持っている人がいることも良いところだなと思っています。例えば、ハードウェアやエレキの開発もできてしまうエンジニアのスペシャリスト、ダブルダッチの世界チャンピオン、哲学者から機械学習エンジニアになった方など、日々の些細な会話からも学ぶことがたくさんあります!

 

ー 最後に一言お願いします!

加島さん:サービスを通じて、一人でも多くの人を健康にしたいと思います。そういった熱意を持っている理学療法士だからこそ、ヘルスケア・ウェルビーイングに大きな影響を与えることができるスタートアップ企業へのキャリアを考えてみるのはいかがでしょうか!

 

Sportipはヘルスケア・フィットネス・スポーツの運動指導を変革するため、研究開発から複数のサービスを展開していきます。そのためにも、理学療法士を始め、医療現場で活躍している方々の経験やスキルが必要です。

 

自身の臨床経験を生かして、現場で感じた課題意識をもとにプロダクト開発に携わってみたい、動作解析を現場でもっと手軽に使えるようにしたい、という思いのある方を募集しています。最後になりますが、Sportipに少しでもご興味のある方は下記のリンクからご応募ください。

▶︎https://herp.careers/v1/sportip/SQq3nXSzsYcp

 

株式会社Sportipについて

社名:株式会社Sportip (筑波大学発ベンチャー)
本社:東京都文京区本郷二丁目39-6 大同ビル6階
ホームページ:https://www.sportip.jp/
代表:代表取締役 CEO 髙久 侑也
設立:2018年9月25日
資本金:6,700万
事業内容:
- アプリケーション開発
- 動作解析システムの開発
- メディアの運営
受賞・採択歴:
- IAPS-TTA Soft landing Subsidy Program(台湾) へ採択
- 筑波大学産学連携推進プロジェクトへ採択
- InsTechオープンイノベーションビジネスコンテスト2019 最優秀賞
- GESA(The Global EdTech Startups Awards) 日本予選2019 最優秀賞
- Plug and Play Japan アクセラレータープログラム Summer/Fall 2020 Batch 採択
- IVS(Infinity Ventures Summit)2020 ONLINE LaunchPad 登壇
- Industry Co-Creation (ICC)  サミットFUKUOKA 2020 登壇
- Incubate Camp 13th 総合第4位
- Industry Co-Creation (ICC)  サミットKYOTO 2021 デザインアワード入賞

 

指導者向けAI分析・運動メニュー提供アプリ「Sportip Pro」

『Sportip Pro』は、ジム・整体/接骨院・デイサービス等のアセスメントをAIで効率化・高度化することで売上アップ・コストカットを支援するAIアプリです。スマートフォン・タブレットで撮影するだけで個人の身体情報を可視化し、適切な運動メニューをわずか ”1秒” のうちに提供可能です。4種の姿勢分析機能やROMテスト機能・歩行分析機能・ジャンプ計測機能など200を超える測定機能から、2000を超える運動メニューがクライアント様・会員様へぴったりな形で自動提案されます。

トレーナー・フィットネスクラブの方はこちら:https://lp.sportip.ai/
●提供対象:全国の中小フィットネスクラブ・個人のパーソナルトレーナー・整体/接骨院・スポーツチーム・病院・自治体など
●無償利用期間:利用より1週間
●お申し込み方法:こちらのURLよりお申し込みください。
URL:https://lp.sportip.ai/form/contact
●ご利用方法:お申し込み後、利用に必要な情報をメールにてお送りします。

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