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理学療法士も知っておきたい鎮痛法②~局所麻酔とリハビリ~

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鎮痛法を知れば理学療法士の守備範囲を再確認できる

週の真ん中水曜日の江原です。現代のリハビリテーション医療では、疼痛治療とリハビリが並行して行われることは一般的になっており、他部門の治療について理解しておくことは大切です。本日は、局所麻酔薬についてです。

局所麻酔薬

ペインクリニックでの神経ブロック治療には、主として末梢神経(脳脊髄神経や交感神経節)に直接またはその近傍で局所麻酔薬等を用いて、神経破壊を作用させたり(化学的ブロック)、高周波熱凝固、パルス高周波通電を行うことによって鎮痛を得るもの(物理的ブロック)があります。どちらも、一時的あるいは長期間にわたり神経機能を停止させ痛みを軽減することを目的とした治療法です。使用する麻酔薬としては、以下のものがあります(表1)。

表1 局所麻酔薬の種類と時間

作用する神経部位と投与方法

局所麻酔薬による鎮痛は、前回記事でご紹介した鎮痛を作用させる部位では脊髄レベルと末梢レベルで薬効を作用させ痛みを軽減します(図2)。

理学療法士も知っておきたい鎮痛法②~局所麻酔とリハビリ~

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