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【神経障害性疼痛】NPSとNPSIの違い|質問紙

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神経障害性疼痛に強い質問紙、NPSとNPSIを比較してみました。

週の真ん中水曜日の江原です。現在痛み関連の質問紙について書いています。

神経障害性疼痛の質問紙と言えば、LANSS、S-LANSS、NPQ、DN4、おなじみのPain DETECTなど2)、信頼性妥当性が検討されている日本語版が周知されています。

本日は2つの神経障害性疼痛の質問紙を取り上げて比較してみたいと思います。NPSとNPSIです。

Neuropathic Pain Scale (NPS)とは

NPSは、神経障害性疼痛の治療反応を評価するために開発されています。他の質問紙と同様に診断を確定するためのものではありません3)(診断は各検査から判断し総合的に行われます)。

NPSは上記の質問紙と同じ神経障害性疼痛と、それ以外の疼痛を鑑別するのに有用で、同じスクリーニングテストのS-LANSSの得点とよく相関することが示されていいます4) 。

現在、中枢性の神経障害性疼痛に対して有効性が確認されている唯一のツールとしてNPSがあると言われていました5)。特に多発性硬化症において神経障害性疼痛を評価するのに有効な質問紙であることが確認されています6)

NPSは痛みの部位や質を評価する8項目と、痛みの強度および不快感を評価する2つのグローバル項目の計10項目で構成されており、各質問0から10の11段階で回答します。

特に患者が経験する痛みの感覚的・情動的側面を評価します。

図1 Neuropathic Pain Scale(参考文献6より引用)

NPSに日本語版は見当たらないけど…

このような特徴を持つNPSですが日本語版に関する情報は見当たりません。しかし、神経障害性疼痛の評価に用いられる他のツールとして、以下の日本語版が存在します。

【神経障害性疼痛】NPSとNPSIの違い|質問紙

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