皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。前回はパーキンソン病の薬物療法について解説しました。本日はその中で少し解説したサブタイプについて解説していきます。
パーキンソン病のサブタイプ
サブタイプは治療を考える上で非常に重要であり、特徴により分類分けするものです。年齢で分けるパターンや症状で分けるパターンなど様々なサブタイプがあります。
パーキンソン病についてもサブタイプが存在しており、特徴を把握するのには非常に有益な情報であると感じています。本日は3種類のサブタイプ(年齢、運動、非運動)について紹介していきます。
年齢によるサブタイプ
年齢におけるサブタイプは遅発性と早発性に分けられます。遅発性は論文にもよりますが、70歳以上と定義され、早発性は45歳以下とされています1)。他の報告では20歳未満を若年性パーキンソン病、20-50歳を早発性パーキンソン病、50歳以上を遅発性と定義しているものもあります2)。
遅発性パーキンソン病に関しては振戦の有病率が高いと報告されています3)。また若年者と比較して、症状の進行が早いと報告されています4)。