姿勢制御は、中枢神経系の多層的なネットワークによって統合される高度な機能であり、臨床リハビリテーションの基盤を成します。本講義では、まず脳の機能解剖を整理し、大脳皮質、小脳、脳幹といった姿勢制御に関わる領域の役割を明確にします。
次に、姿勢制御の定義や日常生活動作における臨床的意義を再確認し、単なる「安定」ではなく「課題に応じた動的調整」として捉え直します。さらに、前方予測的制御や反応的制御など具体的な姿勢制御のメカニズムを解説し、患者評価や治療戦略に直結する知見を提供します。
最後に、神経科学的理解をもとにしたリハビリテーションアプローチを提示し、臨床実践へと応用可能な視点を獲得していただきます。本講義を通じ、科学的根拠に基づいた姿勢制御の理解を深め、より精度の高い介入を目指していただければ幸いです。
*本セミナーのアーカイブ視聴はPOSTプレミアム会員(https://1post.jp/payments/premiums)のみ可能です。お申し込みの方は、当日のご参加をお願いいたします。
プログラム
第一章 脳の機能解剖
脳の基本的な構造を学び姿勢制御に関する部分に焦点を当て理解を深めていきます。
第二章 姿勢制御とは
日常生活の中で必要不可欠な姿勢制御。その定義や重要性について理解を深めていきます。
第三章 姿勢制御の内容
実際の姿勢制御のパターンを理解し臨床場面に活かせるよう解説します。
第四章 姿勢制御のリハビリテーション
実際の臨床場面においてのアプローチについて解説します。
概要
【日時】10月23日(木) 20:00~21:30
【参加費】無料
【参加方法】ZOOM(オンライン会議室)にて行います。お申し込みの方へ、後日専用の視聴ページをご案内致します。

清水 真澄
株式会社エバーウォーク/理学療法士
理学療法士、回復期セラピストマネジャー、協会指定管理者研修
総合病院にて急性期リハおよび訪問リハビリに従事しその後回復期リハビリ病院の立ち上げを2度経験。回復期病院にて約 8 年間病棟責任者としてマネジメントおよび臨床教育に従事。現在では半日型デイサービスにて機能訓練指導員として勤務している。