通所リハの障害者受け入れ、申請から1年で認可下りず 全老健会長

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通所リハビリテーションで障害のある人を受け入れる道は、2024年度の障害福祉サービス等報酬改定で開きました。その現場での姿が、9月10日の社会保障審議会介護給付費分科会で語られています。全国老人保健施設協会の東憲太郎会長によれば、自身の施設で申請してから1年、まだ認可が下りていません。共生型サービスで通所リハビリテーションが受けられる障害福祉サービスは、1種類だけです。

申請から1年、認可が下りていない

厚生労働省は2026年9月10日、第265回社会保障審議会介護給付費分科会を開きました。議題は令和9年度介護報酬改定に向けた関係団体等意見交換会の1回目です。

テーマは訪問介護、通所介護、居宅介護支援、小規模多機能型居宅介護などの「介護系居宅サービス等」。12の団体が意見を述べました。持ち時間は一律4分で、うち2団体は共同で陳述しています。そのあと60分の質疑・意見交換が置かれました。

12団体が提出した資料は計118ページ。抽出できるテキストの範囲で、リハビリテーションという語は見当たりません。配信を視聴できた範囲では、通所リハビリテーションが名指しで取り上げられたのは東会長の発言1か所でした。

東会長は、地域共生ケア全国ネットワークへの意見としてこう述べています。自身の老人保健施設で、入所と通所リハビリテーションのそれぞれについて障害のある人を受け入れる申請を昨年行った。しかし1年が経ってもまだ認可が下りていない。障害のある人を受け入れることには、これだけ事務的な煩雑さや障壁があるのかと痛感している。

東会長は申請の種類までは明らかにしていません。認可が下りない理由も説明されませんでした。ただし通所リハビリテーションが障害のある人を受け入れられるようになったのは2024年度からで、東会長の申請はその翌年にあたります。

通所リハが共生型に加わったのは2024年度から

高齢と障害の制度をまたぐ仕組みとして、2018年4月に共生型サービスが創設されました。介護保険法と障害者総合支援法の同時改正によるものです。介護保険サービスの指定を受けている事業所が、対応する障害福祉サービスの指定を受けやすくなる。逆に障害福祉側から介護保険側の指定を受ける道もあります。

創設時の対象は、ホームヘルプサービス、デイサービス、ショートステイ、通い・訪問・泊まりを組み合わせるサービスの4つ。通所リハビリテーションは入っていませんでした。

通所リハビリテーションが加わったのは、2024年度の障害福祉サービス等報酬改定です。厚生労働省は改定の概要で、これを「提供主体の拡充」と位置づけました。医療保険のリハビリテーションを提供する病院・診療所と、介護保険の通所リハビリテーション事業所において、共生型サービスまたは基準該当サービスの提供を可能とする。障害のある人の身体機能・生活能力の維持向上に関する自立訓練(機能訓練)を拡充する、という趣旨です。

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