転職相談ってどんな人がどんな目的で行うのか?
POSTが転職相談をはじめて約3年が過ぎました。年間の転職相談件数等は公開できませんが、属性データや相談理由、具体的な希望等をまとめましたので、ランキング方式にてお伝えします。
人事担当者には、このランキングから求職者獲得のヒントに、管理者には部下の離職タイミングや悩みのヒントに、転職希望者にはご自分の希望やタイミング、理由と照らしあわせてご覧いただければと思います。
今回のデータはあくまでも希望ベースのデータであり、実際の転職とは異なる場合があります。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の転職希望地ランキング
当たり前のデータではありますが(そもそも求人数が一都三県に集中する)都内に住み、都内への転職よりも地方から都内への転職の方が多いです。その理由には「都心ほど学べる」という回答が多いです。
教育システムの有無を知りたい求職者は非常に多いため、求人等募集する際にこの点を付け加えておくことも良い情報になるのではないかと思います。求人票に書いた方が求職者が困らない情報として、同僚の人数(PTOTST)、年代(経験年数)は重要な要素だと思います。
どの有資格者が転職するの?ランキング
まだ転職相談をはじめて間もないので、主観でしかありませんが年々国試合格後も就職が決定していない学生が増えてきているのではないかと感じています。そのため、学生からの登録も徐々に増えている傾向にありますが、ほとんどの場合人材紹介を使って新卒採用を行うことはありません。そのため今回のデータからは外しました。
ただし、今後の課題として「資格を取得したが就職先がない」という状態に備えておく(学校も求人側も)必要はあるかと思います。
*各学生のデータを除いたデータとなっています。
転職時期ランキング
転職時期としてはキリの良い1、4月スタートの転職が多いです。次に多いのは8、10月。転職をするのであれば、転職タイミングも非常に重要な要素で、タイミングによっては希望の求人が少ない時期があります。
転職理由ランキング
キャリアアップの目的が多い転職相談ですが、なぜかキャリアのイメージがほとんどありません。実は言葉として「キャリアアップ」を目指す希望をお話いただきますが、そのほとんどは“なにかしらの不安”を解消する目的が多いです。
ここで“なにかしらの不安”と書いたのは、ご本人でも不安の正体を具体的に理解されていません。つまり、「何がわかならいのかわからない」状態であり、ここを紐解くことが管理者には求められるかもしれません。
転職年代ランキング
こちらは求人として求められる年代に引っ張られている印象があり、この年代は徐々に若年化傾向になると予想されます。特に、年齢を重ねた場合の転職では一度、職務経歴書をご自身で作成してみることをオススメします。
「書くことがない」と思う方もいますが、第三者と話しながら行うことで、十分な職務経歴書になるケースも多々あります。POSTの転職相談では、職務経歴書の確認もさせてもらっています。
転職パターンランキング
*こちらはあくまでも希望のパターンであり、実際の転職地とは異なる場合があります。
希望年収ランキング
*あくまでも希望であり、実際に転職先で決定した年収とは異なります。
家族構成ランキング
▶︎貯蓄金額ってどう決めたらいいの?|療法士夫婦の生活ー大澤さんご夫婦ー
今回1年間のデータをまとめランキング化してみました。この他、具体的に聴取した内容から細かなランキングも可能だと思いますので、今後まとめてご報告したいと思います。
【転職記事まとめ】