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今さら聞けない。療法士のお金リテラシー。

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「あなたの年収は?」という問いに、即答できますか?それよりも「基本給は?」「月収は?」と聞かれた方が、答えやすいかもしれません。もし、年収を即答できなければ、今回の記事には意味があるかもしれません。

「求人票の読み方ってわかりますか?」

 いきなりこの質問は失礼かもしれません。しかし、給与欄の読み方を知らない人と遭遇することが多々あります。“知らない”とはどういうことかというと、自分自身の給与を年収で答えることができないという状態のことを指しています。

 

基本給や月給ではなんとなく理解していると思いますが「年収は?」の問いに、答えられる人が実に少ないのです。その理由の多くは、「基本給」「月給」「年収」の違いを知らない点にあります。

 

給与明細をもらい、手取り金額のみを確認するばかりで、「その引かれた額が何なのか?」をちゃんと見ている方は少ないと思います。今回は、そんなマネーリテラシーをお持ちの方向けに、給与欄の記載パターンを解説して、ご自身の給与の詳細を知りたくなる情報をお伝えします。

 

毎年の給与はどのように変更されているのか?もっと言えば、「昇給」や「賞与」とは一体何か?この辺りも詳しく解説してみたいと思います。知ったかぶりが最も怖いので、確かめる意味でも一度ご覧いただければと思います。

 

給与欄に書かれる3パターン

 求人票で特に目がいく欄が「給与欄」だと思います。その給与欄には、どのような記載がされているでしょうか?「基本給」「月給」「年収(厳密には同じではない:年俸)」と3パターンの記載があると思います。

 

さてそれぞれどのような意味があるのでしょうか?

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基本給

上記イラストは3つそれぞれの特徴を表したもので、基本給をみてもらうとわかる通り、月給から各種手当を引いた額が基本給となります。基本給において最も重要なポイントは、「昇給」です。

 

これも求人票に書かれていることがありますが「昇給2,000円(だいたい昇給ありとしか記載はない)」と書かれていた場合、毎月の「基本給」が2,000円upするということです。さらに重要なのは「賞与」。ボーナスという言葉の方が馴染み深いですが、賞与欄にも「4.0ヶ月」と書かれています。この「4.0ヶ月」分が「基本給」にかかり、ボーナス金額が決定します。

 

つまり、基本給20万円だった場合、賞与(4.0ヶ月)額は、80万円となります(厳密には夏と冬にわけて振り込まれます)。

 

月給

 さて、次は「月給」です。先ほどお伝えした通り、基本給に“各手当”が加えられたものが、「月給」となります。では、各手当とは何でしょうか?大きく分けると2種類あります。

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上図の通り、「福利厚生」と「手当」の2種類に分かれ、福利厚生はさらに「法廷福利厚生」「法定外福利厚生」の2種類に分かれます。細かい話は横に置いて、上図の通りに分類されています。

 

みなさんが気にするであろう「資格手当」「役職手当」「残業手当(時間外手当)」は福利厚生ではなく、「手当」に分類されます。月収において注目すべき点は、「法定外福利厚生」「手当」の詳細です。

 

求人票に書かれている「福利厚生」は「法定福利厚生」であり、ほとんどの場合「法定外福利厚生」は書かれていないので確認が必要です。

 

この辺り、個人的な意見ですが「株式会社」等の企業の方がユニークなものがあるように思います。「ジム使い放題」「映画通い放題」のような、自社の関連会社を利用したものもあります。

 

私が企業で体験したものは「スムージー手当」「iPhone手当」「カップル誕生日手当」「田舎帰省手当」のようなものがありました。手当って実はたくさん用意されているのですが、結構使用されないものですね。ぜひ一度、確認されてみてください。

 

年収

 最後に年収です。最近の求人票では「年俸制」と書かれたものまで出てきました。厳密にいうと、年収と年俸は異なります。年収は、1年間に得る収入の合計金額のことを言います。つまり、「月収」×12ヶ月+賞与が年収になります。

 

年俸制は、プロ野球選手等が契約時に提示されるものが馴染み深いかと思いますが、雇用契約時に1年を単位として定められる給与の総額のことを言います。そしてこれを、14〜16で割った金額を毎月支給し、残りの16分の2~4をボーナスの代わりとして支払う場合があります。年俸が高額になるプロ野球選手では、毎月2回の振込に分けられることもあります。

 

通常、年収で記載されている求人票には賞与の記載がありません(賞与がないというよりはすでに含まれている)。ただし、ボーナスは“必ず支給されるものではない”ものですから、年収で契約した方が確実にその年もらえる金額がわかるということになります。

 

逆に言えば、基本給のみ、月給のみの記載では、1年間にもらえる額が確定しているわけではない(賞与は絶対支給されるわけではない)ので確認が必要です。

 

気をつけるべきところ

 「基本給」「月給」「年収」がわかったところで、給与欄のカラクリとしてよく使用される一例をご紹介します。今回のパターンは、月給が高いのに年収が低くなってしまうことがあるという例です。仕事柄、たくさんの求人票をみる機会がありますが、実際に以下のような記載をしている企業、病院があります。

 

月給が同じなのに年収が変わるカラクリ

A)基本給20万円+手当5万円=月給25万円

▶︎月給25万円×12ヶ月+賞与80万円(4ヶ月分)=年収380万円

 

B)基本給10万円+手当15万円=月給25万円

▶︎月給25万円×12ヶ月+賞与40万円(4ヶ月分)=年収340万円

 

上記の2パターンでは月給が25万円と同額にも関わらず、最終的な年収差が40万円も出てしまっています。もうお分かりだと思いますが、A)の場合とB)の場合では、基本給が異なります。

 

B)では基本給が低い代わりに、手当で調整されています。ということは、基本給が低いためにボーナスで差が出てしまったことが、年収差の原因であるということです。嘘のような本当の話ですが、月給を高く書き基本給や各種手当を記載していない求人票もあるので、実際の中身も必ず確認しましょう。

 

まとめ

 このように「基本給」「月給」「年収」は全く異なる意味をもっており、それぞれの記載方法で確認した方が良いことが多々あります。また、求人票には各企業、病院、施設ごとに非常に癖があるため、読み解くことが難しい場合もあります。

 

しかし、個人で金銭的なことを聞くには少々抵抗がある方もいるでしょう。そのような人の場合には、人材紹介を通して転職をすれば担当エージェントによって確認することが可能です。

 

また、給与において大事なのが交渉です。我々の仕事は、理学療法、作業療法、言語聴覚、それぞれのプロフェッショナルですから、適正に評価されていないと感じれば「給与交渉」しても良いのです。

 

実際に、人材紹介業にて給与交渉し、現在の年収維持またはアップとなる事例もあります。もし、個人で交渉できない人は、人材紹介を使うという手段も念頭に入れて転職活動することをおすすめいたします。

 

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【転職の闇シリーズ】

第一回:人材紹介のシステム

第二回:人材紹介経由での転職、離職率が高い説

第三回:転職で年収は上がるのか?

第四回:ここが変だよ療法士の転職活動

第五回:療法士のお金リテラシー

第六回:(仮)理学療法士1人あたりの売り上げを計算してみる

第七回:(仮)理学療法士の年収限界はいくら?

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