◁◀︎WEB面接のための対策
1. 面接でよく聞かれる主な項目
面接では、療法士としての実績や経験、専門知識を試す質問が多く出されますが、それだけではありません。以下は、面接で頻繁に聞かれる質問です。
転職理由をお聞かせください。
転職の理由は正直に伝えることが大切ですが、ネガティブな表現を避け、ポジティブな観点から答えることを心掛けましょう。複数回転職している場合は、それぞれの転職の背景や理由を具体的に説明することが求められます。
どうしてこの病院（企業or施設）に就職したいのかを教えてください。
この質問には、あらかじめ調査した病院や企業の特徴や魅力を取り入れながら、自分のキャリアビジョンや希望との関連性を明示的に伝えることがポイントです。
そもそも療法士になられた理由を教えてください。
療法士としての原動力や、仕事に対する情熱を伝える絶好のチャンスです。自分の経験や感じたことを元に、療法士になった背景を語りましょう。
人生におけるターニングポイントを教えてください。
人生の中で特に影響を受けた出来事や、自分を変えるきっかけとなったエピソードを共有することで、採用担当者に深い印象を与えることができます。
長所と短所を教えてください。
自己分析が求められる質問です。長所は自信を持って伝える一方、短所も認識し、それをどのように克服しているかや向上させるための努力を伝えると良いでしょう。
今の職場での自分の立ち位置を教えてください。
この質問では、自分の役割やチーム内での位置付け、リーダーシップやフォロワーシップに関する考え方など、具体的なエピソードを交えて答えると効果的です。
2. 自己PRって何を話せばいいの？
面接や職場環境での自己PRの際、求職者は何を強調すべきか迷うことが多いです。しかし、企業が選考時に重視する要素を参考にすることで、より効果的な自己PRができるようになります。以下は、「2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果（日本経済団体連合会）」を元に、どのような点を強調して話せばよいのかを解説します。
①コミュニケーション能力
論理的である: あなたが物事を考える際に、論理的な筋道を立てられるかをアピールします。具体的な経験を交えて、どのように論理的に問題を解決したかを説明することが効果的です。
客観的である: 偏見や先入観に囚われずに、情報を冷静に分析できる点をアピールします。具体的な状況での判断や行動を例に挙げるとよいでしょう。
感受性が豊か: これは、人間関係やチームでの作業での相手の感情や空気を読む能力を指します。困難な状況での対人関係の経験や、チームでの役割について話すと良いでしょう。
その他の要素には、表現力の豊かさや交渉力、社交性などが挙げられます。これらも適切なエピソードを添えてアピールすると、より印象に残ります。
②主体性
自律的である: 他人の指示に頼らず、自ら考え行動する力を強調します。具体的なプロジェクトやタスクでの自らの取り組みを例に挙げると良いでしょう。
責任感がある: 問題が起こった際の対応や、どのようにしてその責任を果たしたかのエピソードを共有すると効果的です。
③チャレンジ精神（挑戦心）
好奇心が強い: 新しいことに対して興味を持ち、探求心を持つことをアピールします。これまで手掛けた新規プロジェクトや独自のアイディアを出した経験などを具体例として挙げると良いでしょう。
達成意欲が高い: ゴールを設定し、それを達成するためにどのように努力したかのエピソードを共有することで、あなたの目標達成への熱意を伝えることができます。
向上心がある: 常に自分自身の成長を追求し、学び続ける姿勢をアピールします。資格取得や研修参加などの経験を挙げることが効果的です。
④協調性
チームワークを大切にする: チームでの作業において、共同での成果を重視することをアピールします。チームでの成功エピソードや役割分担の経験を具体的に話すことで、協調性を強調できます。
対人関係のスキル: 人との関わりの中で生じるトラブルやコンフリクトを円滑に解決する能力を強調します。具体的な経験やその際の対応を共有することで、対人スキルの高さをアピールできます。
相手の意見を尊重する: チームメンバーや他者の意見を尊重し、柔軟に対応できる点を強調します。意見の違いを乗り越えて共通の目標に向かったエピソードなどを話すと良いでしょう。
⑤誠実性
真面目に取り組む: 任された仕事やタスクを真面目に、一生懸命に取り組む態度をアピールします。期限を守る、細かい点まで気を配るなどのエピソードを共有することで、真面目さをアピールできます。
継続力がある: 長期間にわたるプロジェクトやタスクにおいても、最後まで諦めずに取り組む力を強調します。途中での困難やそれを乗り越えた経験を話すことで、継続力をアピールできます。
正直さを持つ: 人としての基本的な価値観や態度を大切にし、正直に行動することをアピールします。誤りや失敗を正直に報告し、それを正すための取り組みなどのエピソードを共有することで、誠実性を伝えることができます。
絶対やってはいけない面接時のタブー
面接では以下のようなことは絶対に避けるべきです：
・遅刻や早退：面接の時間を必ず守りましょう。
・不適切な言葉遣いや態度：礼儀正しさを常に意識し、敬語を使いましょう。
・手持ち無沙汰やうろうろする：落ち着いた態度で待つことが大切です。
・採用担当者や他の面接者に対する失礼な態度：常に相手を尊重することを心掛けましょう。
・過去の職場や上司の悪口：前向きな態度でアピールしましょう。
・転職先選びを「勉強できるか否か」で選ばない：まさに「会社は学校ではない」の典型例です。
まとめ
療法士としての転職面接では、自分の専門知識や経験、人間性をしっかりとアピールすることが求められます。この記事で紹介したアドバイスを参考に、自信を持って面接に挑んでください。成功をお祈りしています！
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