ざっくりPOINT
■シーティングに欠かせない「評価」と「調整」を理学療法士(PT)と機器業者が分担することで、個々に合った車いすを提供している特別養護老人ホームがある。
■ PTの遠藤氏は「最初は誰もシーティングの重要性を理解してくれなかったが、今ではケアの中で重要な位置を占めるようになった。ただ、自分を含む職員が車いすの調整や修理をするのは時間的、技術的に難しい。外部に頼めることは任せた方がいい」と話す。
■シーティングに取り組む施設では、ともすると担当職員の負担が過重になりがちだ。そうさせないハピネスあだちの実践は、PTと介護職員、機器業者の高い専門性と強い信頼関係があるからこそできることなのだろう。
詳細を読む(引用元):福祉新聞
POST編集部コメント
しばしば医療・介護の世界では連携が重要と叫ばれることが多いが、実際に行動に移して実践することは非常に難易度が高いものです。
今回の事例のように、専門職が互いの役割を認め、分業できる体制は非常に好ましいと考えられます。
シーティングのように「付加価値」の高いものは意識の高い従事者が取り組むものと考えられがちですが、全てのクライアントが対象になるため本来的に言えばもっともっと教育レベルを上げるべきだと言えます。
いずれにしても、良いものはどんどん取り組み、仕組み化していく視点が大事になります。
文責
POST編集部 細川寛将