VRとリハビリテーションの効果検証が始まった。
〔Pixabay〕
アイデアクラウドと苑田会人工関節センター病院が提携し、VRを使用したリハビリテーションの臨床データ取得を開始
詳細を読む(引用元):iDEACLOUD
VRという言葉を耳にするようになって久しい。
VRとは、バーチャルリアリティ(virtual reality)のことで、日本語では仮想現実と略される。
現実・実物ではないが本質では同じような環境を、ユーザーの五感を含む感覚を刺激することにより理工学的に作り出す技術である。
リハビリテーションへの応用も大きく期待されてきた。
そして、今回、VRを使用したリハビリテーションの臨床データ取得開始のニュースを見た。
アイデアクラウドと苑田会人工関節センター病院が提携し、VRを使用したリハビリテーションの臨床データ取得を1月より開始。
実際に人工関節の術後患者に対してVRを利用したリハビリテーションを行い、その効果・臨床データを取得するようだ。
記事内には実際の体験者視点からの動画があるのでぜひごらんいただきたい。
見てみると、VR空間上で、前方から流れてくるボール達をキャッチするゲームのようだ。
苑田会人工関節センター病院の理学療法士との共同開発のようで、縦軸と横軸という2つの要素を含んだ運動課題となっている。
アイデアクラウドは、今後の展開を下記のように示している。
取得した臨床データを元に、プログラムを改善。さらに効果が高いVRリハビリ支援プロダクトとしてプロトタイプから製品版へと開発を進めてまいります。
その他領域についても、引き続き、VR(バーチャルリアリティ)・プロジェクションマッピング・MR(複合現実)による先端IT技術と医療を組み合わせ、医療の発展に寄与するプロダクトの開発を共同で行ってまいります。
今後はこのような最先端技術をリハビリテーション分野へ応用することが増えてくるだろう。
もちろん、リハビリテーションに応用するためには、臨床データを取ることも重要だ。
しかし何よりも、リハビリテーションの効果と共に、それによる弊害・リスクなどもしっかりと考慮できるよう、療法士が最先端技術をきちんと学ばなければいけない日はそう遠くはないはずだ。
文責 POST編集部 林 祐介
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