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中島卓也先生−映像クリエイター理学療法士(PT)−第4部

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WHY?

私が選んだ学校は正直、安い・近い・3年制というところでした。あとは行ってみて社会人が多いって所はとても良かったですね。学生の頃はよく生理学を勉強しました。面白かったですから、体の反応という面では一番面白かった。臨床でもそれが一番役に立つと思いますけど。

 今、3年目になって思うのは、講習会とかに行っておけばよかったなということですかね。そういうことで身につけた知識を皆さん活用しているなって気はしてます。学校で学んだことより臨床的なセミナーで学んだことを実際の臨床で利用者さんにやってみるということをやっているのかなと。僕は逆に講習会に全然行かないので、本当に基本的なことしかやりません。同行訪問とかさせてもらうととても勉強になります。それでも勉強ができたというところで、重要だなといつも感じることは、「何でも疑問に思う」ということですかね。生理学的な体の反応だったり、筋緊張の問題だったりとか、必ず教科書と違うことは出てくるじゃないですか、それを「何でかな?」って思うということが重要だと思います。そうすると「答えは一個ではない」   「何でですか?」と後輩や利用者さんからもよく聞かれる。みんな一つに絞りたがる傾向がありますよね。でも答えは絶対一個ではない。もちろん順位付けは大事だと思うけれども、それが複雑に絡み合っています。違う動作のときには順番は逆になるはずだし、心理的なものだったら、真逆になるかもしれない。それを立体的に捉えないと、表面上で問題点を1、2、3、4、5と決め解決しようとしたら絶対合わない。それを3次元的に捉えないとおかしなことになり、そこでみんな悩むと思います。 例えば編集で、一個の出来上がった映像があります。だけどそこにたどり着くのって色んなやり方がある。編集のデザインやレイアウトの仕方、エフェクトの使い方って色んなソフトを使っても出来るし、ソフトでも色んなやり方がある。ただ一番短い最短距離で、PCに負担をかけずにやるっていうのが、プロの仕事なんです。PCに負担をかけず、自分にも負担をかけないようにエコな方法でやるというのが、一つ重要なことだと思っています。利用者さんに当てはまるかわからないけど、なるべく色んなことやらせないで、評価でも一個の動作で色んな情報を得るというのも一つだと思います。編集ってリアルタイムな編集だと、午前中取った取材を午後にアップするとか、リアルタイムでアップすることもあるのですが、そうするとかなり効率化しないと仕事ができません。そういうところは理学療法にも当てはまるかもしれないですね。

 

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理学療法士+α

理学療法士の仕事の前は、日本の産業ニュースを動画で配信するっていう会社で編集の仕事などをやっていました。最近はオンラインで仕事ができるので、学校に行っていたときも、オンラインで仕事していました。今は撮影に行く時間がないので、時間の取れるときに編集の仕事だけを手伝っています。(普段の業務忙しく、あまり出来ませが、、、。)今後、この世界もこういう働き方になっていくのではないかと思んです。理学療法士という資格を持ちつつ、どう自分で好きなことを楽しみながら、やりたいことをやるかということに焦点を合わせてやっていく仕事。

 関東労災の園部先生と話しているときも、ダブルスタンダードが増えてくるとおっしゃっていました。園部先生が言っていたのは、歯医者さんと理学療法士を持っている人がいて、それを合わせられたら面白いんじゃないかって。面白いと思いますけどね、色んなことを合わせていくのって。

 

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盛り上がるリハビリテーション

病院に働いたとしても、自分の単位数とお金を計算して、「自分がどれだけ稼いでいるのか?」という意識がないと放り出されたときに困ると思います。客観的にみても、医療保険が今こうなってきているのだから、介護保険も絞られるはずです。高齢者が増え、財源が足りなくなるのは目に見えている。保険の点数や診療報酬が減るのは誰もが目に見えているけど、誰もが見ないふりをしているというのが僕の予想なんです。でもそれって本当に大丈夫なんですか?って。それって年金と同じで漠然としている。誰がなんと言おうと信じないというところです。だけど確実にいろんなことが起こるので、色んなことをやったほうがいいと思いますけどね。どうなるかは僕も漠然としか予想はしていないですが、僕は理学療法士という仕事は好きなので、給料が下がるとしても、お金どうのこうのは大事だが、仕事としてやりたいことなのでやって行きたいと思います。ただ自分が出来ることと言ったら、理学療法士という職種を、発信していかなければ行けないのかなと思うんです。それが僕の出来ることかな。

僕も理学療法士業界で盛り上げてほしい、リハビリという分野を。理学療法士とか整体師とか関係なしに「リハビリテーション」という分野を盛り上げていきたいです。在宅をやっている以上、在宅でしっかり暮らしていけるように色んな社会のバックアップがしっかりできればいいなと思っています。

 

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中島卓也先生経歴

前職はカメラマン、編集者として映像制作会社に勤務。学生時代よりテキストでは理解しにくい生理学、運動学、解剖学などを映像化し「医学に関する専門的な知識を動画で紹介する」活動を行う。現在は都内の医療機関に勤めながら入谷式足底板(基礎編):運動と医学の出版社のDVD制作、理学療法士協会「笑顔をあきらめない」PR動画制作に携わる。

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中島卓也先生−映像クリエイター理学療法士(PT)−第4部

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