稀勢の里の逆転V 裏に理学療法士の存在あり!

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横綱 稀勢の里が、大関・照ノ富士に本割と優勝決定戦で連勝し優勝。「奇跡の逆転劇」として各種メディアが取り上げた。

 

 

稀勢の里は春場所13日目、日馬富士との取組で左肩を痛め、苦痛に顔を歪ませた。

 

14日目、「休場か」と新聞の見出しにもなったが、肩から肘にかけてテーピングを巻き出場。関係者を驚かせた。

 

ケガのコンディショニングにあたったのは(株)PNF研究所所長、理学療法士の國藤茂氏である。


國藤氏に招集がかかったのはケガ翌日のことだそうだ。

 

「千葉の自宅にいて、家族とレストランでもというときに横綱から電話がかかってきました。大阪の田子ノ浦部屋の宿舎に到着したのが23時過ぎ。肩が動くか否かの確認をして、次の日の千秋楽は会場へ行く前に1時間の施術をしました。そこで何をしたかは申し上げられませんけれど、横綱が持っている力を引き出す手助けをしただけです」(Yahoo!ニュース|稀勢の里の感涙V その裏にあった「理学療法士」の献身

 

 

具体的に何をしたのか、その内容は分からない。ただ今回は"PNF"を知らない方に少しご紹介しておこうと思う。

 

PNFとは、 proprioceptive neuromuscular facilitaitionの略称で、日本訳で固有受容性神経筋促通法という。

 

 

もともと、1940年代の後半に、医師であるKabat博士がポリオ後遺症患者の筋収縮を高めるために、KnottとVossの理学療法士と共に開発した運動療法である。

 

皮膚、筋、関節など体中にある感覚受容器に、徒手的に適切な刺激を加え、運動機能を促通する手技療法の一つである。

 

 

 

稀勢の里が見事逆転優勝を決めた、その裏には理学療法士の存在があった。

 

 

ケガで引退を余儀なくされる力士も多い中で、ケガを予防する「コンディショニング」に関われる理学療法士がより重宝される時代がきているのかもしれない。

 

 

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