大手IT企業「DeNA」は、現在閉鎖中の医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」の再開を断念する方針を明らかにした。
(詳細を読む:https://mainichi.jp/articles/20170810/k00/00m/020/040000c)
昨年末、WELQに掲載された肩こりの対処法に関する記事に「幽霊が原因のことも?」と書かれており、「非科学的だ」などの大きな批判を浴びた。
今の時代、このような"トンデモ記事"はネット上にあふれている。
医療関係者でも分からないことをネットで検索する時代であり、一般の方がその記事を見て正しいかどうかを判断するのは難しい。
よく勘違いしている人も多いのだが、検索して一番最初の画面に表示されるサイトがいいサイトだというわけではない。
ネット用語でSEO(検索エンジン最適化)というが、検索上位に表示するかどうかはGoogleが「文字数」や「記事数」、「シェア数」、「その記事に含まれる検索ワードの比率」などを見て判断している。
Welqは編集部自体が、他サイトのコピペなどで、8000文字前後の記事を毎日およそ100本それを医療関係者のチェックを経ず大量にアップすることでSEO上位を勝ち取ったのだ。
繰り返すが、ネットにはトンデモ情報があふれている。その正誤の判断は読み手側のリテラシーにも委ねられる。
くれぐれもテレビ番組やSNSで流れていた情報を全て鵜呑みにしてはいけないのだ。