片手で調理 様々な工夫を紹介

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脳血管疾患やケガにより片麻痺となった場合、困難になることが多い調理動作。今、その片手クッキングがメディアや企業から注目を浴びている。

片手でも料理、簡単レシピ…東京ガスが考案

これまでの放送|NHKあさイチ - NHKオンライン 3月15日「女のニュース 片手クッキング」

東京ガスでは、片手で行う調理動作の体験教室を開催したり、レシピを紹介している。レシピには、広がりやすい葉物は皿で押さえて切る、リンゴの皮をむくときはお椀などで動かないようにするなどの工夫も紹介されている。

 

体験教室に参加したパラリンピックの競泳選手小山恭輔さん(30)は、けがをする恐れがある為、普段は包丁をあまり使わないと言うが、今後は、栄養面を意識した料理を作っていきたいと意気込みを語っている。

 

また、先日NHK朝のニュース番組「あさイチ」でも片手クッキングが紹介された。取材を受けた山口みさとさん(38)は、1年前から横浜市総合リハビリテーションセンターの料理教室に通い、動作を習得。

 

まな板の下に濡れたふきんを敷くことで滑らないようにしたり、マッシュルームやキュウリなど切りにくい食材はゆで卵のスライサーでカット、菜箸の代わりに掴みやすいトングを使用する等の工夫をしている。「時間があまりにもかかってしまうのがもどかしいですが、料理ができるくらいに回復した、元気になったと思ったら、うれしさの方が勝っています」と語っている。

 

調理動作は、家事全般を担う専業主婦(主夫)にとって重要な仕事の一つであり、十分な社会的役割を持つ。社会的役割を維持することで、患者やクライアントの自信や尊厳を保つことに繋がることから、今回のような、リアルな目線の意見や方法は非常に参考となる。

片手で調理 様々な工夫を紹介

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