世界保健機関(WHO)は、3月23日理学療法士の定義を変更。医師の指示の下に業務を行なうパラメディカルではないと言う見解が示された。
▶︎ PHYSIOTHERAPISTS-(International Standard Classification of Occupations ISCO Code 2264)
「理学療法士および関連する専門家は、骨、筋肉、および循環系または神経系の障害を、徒手療法、超音波、加熱、レーザーなどで治療し、または身体障害者や精神的に不調や不均衡がある方に理学療法を提供する。
(翻訳) 原文: Physiotherapists and related associate professionals treat disorders of bones, muscles and parts of the circulatory or the nervous system by manipulative methods, and ultrasound, heating, laser or similar techniques, or apply physiotherapy and related therapies as part of the treatment for the physically disabled, mentally ill or unbalanced.
職業の国際標準分類(ISCO)は、労働と職業に関する情報を整理する為に分類する国際的な機関であり、このコードによれば、理学療法は別個の実体に分類されており、看護婦や薬剤師、診療放射線技師などといったパラメディカルグループとは別の分類とされている。
8つあるタスクの一つに「骨、筋肉、循環系または神経系の障害の診断を行い、適切な治療を決定するための検査を実施するか、必要に応じて医師に相談する。」とも記載がある。
ただ、日本の理学療法士は学士号がなくても資格を取得することができず、WHOの基準には満たしていない。
現在教育カリキュラムの変更が行われているが、今後日本の理学療法はどのように向かうのか。
今後に注目である。
※4月3日(火)23:30 一部リンクに誤りがあったため修正致しました。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。