IoTによってあらゆるものがネットに繋がり、情報をインターネットから入手するのが当たり前の時代がやってきている。総務省が2016年に行ったデータによると、60歳から69歳までの人のネット利用率は76.6%と、高齢者でも多くの人がインターネットを利用している。
しかし、内閣府が今月19日に行った調査の結果にて「医療や健康に関する情報をインターネットで調べることがありますか」という問いに対しては、「インターネットは使わない」という回答者が68.9%と約7割を占めた。
インターネットを利用して調べる医療や健康に関する情報としては、「病気について(病 名や症状、処置方法)」が 22.6%で最も高く、次いで「病院などの医療機関」(14.0%)、「薬 の効果や副作用」(13.6%)などが高い結果であった。
また、医療や健康に関する情報をインターネットで調べることがある方に「インターネットで得た情報のうち、どの程度の情報を行動の根拠にしていますか」という質問をしたところ、「他の情報とあわせて判断し有用な情 報であれば行動の根拠としている」が 49.2%、「ほぼ信用して行動の根拠にしている」は 14.1%で、6割以上が行動の根拠にしているが分かった。
歩数や血圧、体重などといった自身の健康情報の測定・管理に関しては、「記録装置つき測定器(歩数計、活動 量計、脈拍計)などを使って測定・管理している」は 31.2%、「スマートフォンを使って測定・管理している」(3.9%)、「パソコンやタブレットを使って測定・管理している」(0.8%)、 「上記以外の方法で測定・管理している」(21.4%)を合わせると、何らかの方法で『測定・ 管理をしている(計)』(57.3%)が6割近い結果であった。